ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

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朝まいりの記事

  • 2月 観音朝詣りのお知らせ

    2025年2月22日

     

    昨年、国連の女性差別撤廃委員会から日本国政府に対し、天皇の継承が原則男性に限られているのは女性差別に当たるので、是正するようにとの勧告がありました。

     日本も含めて、世界の大多数の国が採っている国家体制は民主主義です。

    そして民主主義の根幹にあるのは、全ての人間は自由で平等であり誰もが生存と幸福を求める権利があるという人権思想です。人権思想からは、人種差別、性差別などはあってはならないこととされます。

     皇位の継承は、正確には男系の皇統にある皇子、皇女に限られるものであり、女性天皇はあっても、その天皇の皇子は天皇の資格は持たないというものです。

    根本において男性優位であることは明らかです。

     人権思想を論理的に推し進めれば、皇位継承は性差別に当たるとの人権委員会の考えは理解しやすいと思えます。

    実際、この勧告を妥当であると思う人も多いと思います。

     

     しかし、また反対に、この勧告を不愉快に考える人も多いはずです。

     それは、天皇制は日本の歴史に不可分に関わってきたものであり、政治だけでなく、伝統として形づくられた日本の文化、日本人の心情にまでその影響は計り知れないものだからです。

    実際、天皇制の最大の危機であった昭和の敗戦後も、国民統合の象徴として天皇が残ったことにより、日本の歴史、文化の一貫性が保たれたといってよいでしょう。

    その地位や資格について、外国からとやかく言われたくない。

    実は私もそんな風に考えています。

     

     人権思想の前提とする個人の尊厳や、そこから出発した理論展開は批判しがたいようにも思えます。

    しかし、それでも納得がいかないところが、少なくとも私にはあるのです。

     

     その時代には完全無欠とされた思想、主義はたくさんありました。

    しかし、それらの思想、主義によって現実世界を固めてしまうと、とんでもない矛盾や悲劇が生まれたのも事実です。

    完全に見えても実は現実との齟齬がある。ものごとを柔軟に見ることができる柔らかなこころが大切です。

     

     令和7年2月15日

    宇都宮市東戸祭1-1  祥雲寺東堂  安藤明之

    十八日の朝詣りは午前9時から行います。

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。