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令和元年12月 朝坐禅会「指月の会」案内
2019年12月21日不離叢林(修行を怠らず、仏道を歩み続けること)『正法眼蔵』先日祥雲寺に絵手紙サークルの方が来られました。仲間たちと色々な題材で絵手紙を書いていて、いつもモチーフにできる対象を探しており、祥雲寺の羅漢様を拝観したいとのことでした。後日拝観されたお礼の手紙を頂き、「まるで別天地にいるかのような、心穏やかな時間を過ごせました」との感想が書かれていました。お寺のことを昔の表現で「叢林」といいます。インドでの仏教初期のころ、修行を行う場所は強い日差しや世俗の喧騒から離れた静かな林で行われていました。そのことから修行のお寺を叢林と呼び、また外界から離れ修行に専念する寺院建築を僧伽藍摩(僧侶が集まって修行を行う静かな場所)、短縮して伽藍と呼んできました。伽藍の方は、先日のNHK番組「ちこちゃんに叱られる」で取り上げられた題材ですので、ご存じの方も多いかと思います。私は常々、お寺の果たす社会的役割は二つのことだと思っています。一つは仏道修行の場として。お釈迦様からの教えを受け継ぎ育み伝えていく、修行と布教の場であること。もう一つは慰霊、祭祀の場として。亡くなられた大切な近しい人を弔うのに相応しい、お参りの場であること。この二つを実践するためにも、お寺の境内は心を落ち着けられる場所として常に整える必要があります。来られた方に林の中のような静かな、「心穏やかな時間」を感じていただけたなら、寺の一員としてそれはとても喜ばしく思います。祥雲寺副住職 安藤淳之一人で修行を行おうとすると、怠けてしまったり後回しにしてしまい続かない場合もあります。ですがみんなで行えば、難しいことでも楽しく行えるはずです。この朝坐禅会はそのような場となるよう始めました。一日の始まりを迎えるこのひと時、ご一緒に「かろやかに」生きてみませんか?日時:12月23日(月)朝6時半~8時(途中参加、途中退出可)
6時30分~7時10分(一回目の坐禅)
7時20分~8時 (二回目の坐禅)
場所:祥雲寺本堂一階
用意:身一つで大丈夫です。
足の組めない方は椅子での坐禅もできます。
注意:初めての方は最初に指導を行います。
その為可能ならば一回目の坐禅から参加されてください。
また、祥雲寺では毎週水曜夜6時(第四水曜のみ休み)、雀宮布教所「善応院」にて坐禅会を行っています