ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

| 平成22年2月朝参りお知らせ

お知らせの記事

  • 平成22年2月朝参りお知らせ

    2010年2月13日

     

    涅槃会 遺教経読綬(於 祥雲寺室中)

    汝等比丘、諂曲(てんごく)の心は道と相違す。この故に宜しくまさにその心を質直にすべし。(仏遺教経)

    「諂曲」こび、へつらい。 「質直」正直、すなお

     

    2月15日はお釈迦様が入滅された日、涅槃会です。

    「仏遺教経」は、急を聞いて集まってきた比丘(弟子)たちになされた最後の説法として伝えられたお経です。

     

    お釈迦様は弟子たちに向かって、私がいなくなっても、志を持って真実の道を歩みなさいと諭(さと)されます。

     

    媚(こ)び、へつらいは他人に迎合し、自分の主体性を放棄した生き方です。志を持って生きることとは反対です。

    へつらいを捨てて誠実に生きなさいとおさとしです。

     

    遺教経ではこれに続いて、「小欲」と「知足」の法が説かれます。

     

    欲多き人は自己の利益を求めて、それが満たされずに苦悩することになる。

    欲望を充たさんがために人に媚びへつらって、自分の本当に生きたいと思う道を歩むこともできなくなってしまう。

    また五官の欲望に振り回されて道を踏み外したりすることともなる。

    欲望には自制が必要である。・・・これを小欲として説かれました。

     

    苦悩から抜け出ようとするならば、現在のものごとを節度と満足をもって受け止めなければならない。

    心に余裕が生まれ、煩悩の波風に揺り動かされることもなくなる。・・・これを「知足」として説かれました。

     

    「小欲」と「知足」は表裏一体の関係にありますが、お釈迦様はこの小欲知足を、ただ悩みから脱却するための手立てとしてお説きになったのではありません。

    欲にとらわれて、自分の道を見失うことを戒め、正直に誠実に生きてゆくことを第一とし、そのための基本の心構え、実践のあり方としてお説きになっているのです。

     

    平成22年2月13日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の観音様の朝詣りは午前6時半から行います。

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。