ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

| 平成22年3月朝参りお知らせ

お知らせの記事

  • 平成22年3月朝参りお知らせ

    2010年3月15日

     

    み仏も しあわせ満ちて おわすなれ
    彼岸会の朝 香華満ち満つ(梅花流御詠歌)

     

    彼岸会は、春分の日、秋分の日に太陽が真西に落ちることから、西方浄土が一番身近に感じられる時として、御先祖に想いを致し感謝の祈りをささげる年中行事です。

    また、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、天地陰陽の交代する時節であり、この時に持斎して行いを慎むと大きな功徳が生まれるとされました。

     

    実際、季節の移り変わりがはっきりしている日本にあって、春秋のこの時期は、風のそよぎ、光と影の移ろい、動植物のありさま、すべてに変化が感じられます。

    肌で感じる変化は時の移ろいを感じさせ、自然の素晴らしさを感じさせてもくれます。

    このようなときに私たちがこの世界に生かされて生きていることを実感し、そのことに対して感謝の思いを持つのはそれこそ自然なことであると思うのです。

     

    しあわせとは、お互いが感謝の思いを持って生きるときに生まれるものです。

    そして感謝こそが宗教の本質です。

     

    現在、「宗教」という言葉はほとんどがマイナスイメージで使われます。

    「宗教」というと何かうさんくさいものとされ、公的な場からはどんどん排除されているのです。

    これは現代人が、目に見えるものしか信用しない、目に見えないものはお金や物に換算して価値を計っている所からきています。

    しかし、本当の価値は目に見えないもの、物差しでは計れないものの中にあるのです。

     

    最初の御詠歌の「み仏」は、「ほとけさま」と「御先祖」両方の意味にとれます。

    いのちをいただいたものへの感謝の思いを持って香華を手向ける。

    手向けた者にも、手向けられた方にも安らぎがあります。

    それが朝日に映えて澄みきっていてすがすがしい、そんな和歌です。

     

    平成22年3月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の観音様の朝詣りは午前6時から行います。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。