ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

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| 平成22年12月朝参りお知らせ

お知らせの記事

  • 平成22年12月朝参りお知らせ

    2010年12月16日

     

    12月8日納経会(成道会)、本尊様の台座に経石を投入している写経会メンバー

     

    SF映画「ターミネーター」は、コンピューターが支配するロボットによって人類の未来が脅かされるストーリーですが、それが現実になるかもしれません。

    NHK番組クローズアップ現代で先月にアメリカのロボット兵器が紹介されていました。

    アフガニスタンやイラクなど世界各地に軍隊を派遣して戦っているアメリカは、兵士の安全のためにロボット兵器を積極的に導入しています。

     

    合金や強化プラスチックで作られたロボットは、潜んでいる敵を見つけ出すために暗夜や地中でも捜索できるハイテクセンサーを備えたものや、銃弾だけでなく、火焔を噴射しロケット弾を発射できるものなど、いわゆる殺人マシーンです。

     

    プレデター(捕食者;なんともおぞましい名前です)という無人偵察機は、数万キロ離れたアメリカ本土のセンターから人工衛星を使って遠隔操作されています。音の発生を極力抑えた設計で、上空から忍び寄って敵と思われる人間や施設を攻撃します。誤認によって殺された人も多いということです。

     

    操作をしている人の中には、若い女性もいます。

    おそらくは知能指数が高くコンピューターに通じ軍人としての教育を受けた優秀な人達でしょうが、勤務が終えればソフトドリンクを飲みながら友達とのおしゃべりに笑い転げる女の子という感じです。

    インタビューを受けた女性は、この仕事を”おもしろい”と語っていました。

     

    彼女たちに殺される兵士たちにも、家族があり、友があり、人生への熱い思いがあるはずですが、彼女らにはそれが見えません。

    人間ではなくただ抹消すべき敵なのです。彼女たちは無邪気にアメリカの正義を信じています。

     

    本当に恐ろしいのは、この世に生きているのは同じ人間であるという共感を失って、自分たちの世界観から生まれた「正義」を振りかざして、敵を作り出していく人達の心です。

    それがロボット兵器を生み出しています。たとえアメリカの民主主義がいかに素晴らしくても、それを相対化してみる柔らかい心を持たないと、人類は滅びます。

     

    平成22年12月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の観音様の朝詣りは午前6時半から行います。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。