ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

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| 平成27年2月観音朝詣り

地域や歴史についての記事

  • 平成27年2月観音朝詣り

    2015年2月14日

     

    祥雲寺陶芸教室入口

     

    作陶風景

     

    日本各地に郷土料理があります。

    土地土地の風土を反映していて、旅行先で味わうのは楽しみです。

    秋田のきりたんぽや、富山の鱒鮨、讃岐うどんなど全国に名をとどろかせているものもたくさんあります。

     

    栃木県の郷土料理はなんといってもしもつかれ!

    ところが評判はまことに悪い。

     

    静岡からむこに来た人が、

    「人間のたべるものじゃない」とのたまっていました。

     

    栃木の人間でも、食べない人はたくさんいます。

    とくに若い人は敬遠する人が大部分じゃないでしょうか。

    一般には、あの見た目が嫌いの原因になっていると思います。

    何かによく似ていますものね。

     

    かくいう私も、子供のころは食べたくなかった。

    出されて残すのは厳禁でしたから我慢して食べたのですが、酒粕のにおいがいやでした。

    おいしいと思うようになったのは酒をたしなむようになってからです。

     

    本来、立春後の初午の日に造る料理ですから今が季節です。

    材料の基本は大根、にんじん、大豆、塩鮭の頭、酒粕。

    初牛はお稲荷さんですから油揚げも欠かせません。

     

    大豆は節分の豆まきに使うもの。

    冬の新巻鮭を食べ終わった残りの頭。

    寒仕込みの新酒を絞った酒粕。

    どれも捨ててしまっては勿体ない。

    無駄にしないでおいしく使う工夫があります。

     

    大根、にんじんは冬が季節。

    鬼おろしで擂りますが男がやったほうが荒く砕けておいしいといいます。夫がやれば夫婦合作となる。

     

    できあがったしもつかれは、野菜をおいしくたくさん食べることのできるまことにヘルシーな料理です。

    かつて敬遠していた私は、今ではどんぶりでおかわりどころか鍋一杯食べかねません。

     

    こんなおいしいものを、食わず嫌いでいるのはまことにかわいそう。

    体にもいいですよ。

    もしかして静岡にはおいしい野菜はないのかな。

     

    平成27年2月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の朝詣りは午前9時から行います。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。