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祥雲寺の3月
2013年3月25日3月11日には東日本大震災の3回忌供養法要を境内無縁供養塔にある震災慰霊碑の前で行いました。
あまり知らせていなかったので多くの人が来るとは思っていませんでしたが、100人を超える人がいらして時間を待っていました。
やはり多くの人が被災地の状況に心を痛め、直接手を伸ばすことが出来なくとも「何かをしたい」という思いを持っているのでしょう。
2万人を超える死者行方不明者のためにお祈りしました。
3月17日、お彼岸の初日は毎年八幡山北側にある山本地区の観音堂例祭、開扉法要を行っています。
白坂観音堂は戦後のころに立てられた観音堂になります。
恵心僧都の作と伝えられる観音様が山本地区の住民によって昔から信仰されており、
観音堂が出来た後は毎年3月17日を例祭の日として
普段閉じている観音堂の扉を開いてお祭りをしています。
今年も11時より扉を開けてお目見えをし、午後に扉が閉じられるまでを厳かに勤めました。
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平成23年べんてん祭り
2011年7月31日遅れてしまいましたが、7月7日に行いましたべんてん祭りの写真を掲示します。
朝方石彫り会の皆さんと共に会場の設営をしています。
祥雲寺では毎年七夕の日にあわせて境内弁天堂にお祀りしている弁天さまのお祭りを行ってきました。
婦人会の皆さんが振る舞いの昼食の準備をしています。
お祭りが始まり、お手伝い頂いているお寺さんと共に住職がお堂に上がります。
法要の最中、長いお経を転読して参拝者の厄難消除を祈願します。
法要が終わると庫裏でもぐさを使ってすりばち灸の時間になります。
法要で使った火でもぐさに着火し、この夏の無病息災を願います。
境内の池に咲いた蓮の花です。
去年はちょうど弁天祭りの日に咲いたのですが、今年は3日遅い10日に咲きました。
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平成23年3月朝参りお知らせ
2011年3月18日中止の中観音参りに来てくださった方達とお茶中。
この度の大地震は、人間の力ではどうにもならないものがあることを思い知らされるものでした。刻々と伝えられる映像を見てただただ呆然とするばかりでした。
悲しみの言葉も、見舞いの言葉も見つかりません。
どうすることもできず、犠牲者の無念を思い、不明者の無事を祈り、被災者の健康を気遣うばかりです。
今は、自衛隊を始め救助の人達にお委ねするしかありませんが、全国民あげて援助をしなければならないときがきます。
その時は全力を尽くすことを覚悟しましょう。
この困難は、国民全体が背負わなければ乗り越えられない困難であり試練です。
いま、暖かい布団に寝、食事をとることが何と幸せなことか。
誰かがではなく、私たち一人ひとりの幸せを分かち、この困難を乗り越えていきましょう。
平成23年3月15日 祥雲寺住職 安藤明之