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祥雲寺四国八十八札所巡礼参拝(4月20日~23日、3日目)
2009年4月30日今日は朝から快晴、清々しい一日の出だしになりました。
昨晩は21番札所太龍寺麓のロープウェー駅の近くに宿泊したので
朝食後直ぐにロープウェーに乗車しました。
流石に日本一のロープウェーと称するだけあって
かなりの広さと抜群の眺望が楽しめました。
この手のものに乗るときにはしゃぎたくなるのは老若男女違いはありませんね。
絶景かな絶景かな。
左手側には遠く海も望める眺望は、まさに絶景。
太龍寺大師堂、以前来たときは夕暮れ時の雨上がりだった為
こんなに風光明美なところだったとは思いませんでした。
朝一で来た為人も殆どいなく、気持ち良いお参りができました。
山の上なので下よりは開花時期が遅れているとのこと。
今日は21番~25番と時間制約があまりないためゆっくり境内を散策できました。
23番薬王寺本堂にお参り。
薬王寺は室戸岬の東側にある漁港の町のお寺です。
立地からして町と寺が不可分であったことが見て取れる、伽藍のよく整備された寺院でした。
寺裏手の斜面に建てられた宝塔の上で記念写真。
結構階段を上るので希望者だけ上りましょう、と言ったら
半数以上来ました。高齢者の多い旅行3日目なのに皆元気です。
3日目最後のお参り。
こちらも23番と同じく漁港の中心に立地。
階段中央にある中門内の鐘鼓楼。お寺の前に開けた町に向けて音がきれいに抜けていきます。
今回の参拝旅行最後の夜なので軽い宴会になりました。
今回この上なく順調に回れたので皆すこぶる上機嫌です。
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祥雲寺四国八十八札所巡礼参拝(4月20日~23日、2日目)
2009年4月29日二日目も初日に引き続き雨の予報でしたが、少しぱらつく程度で朝からほぼ晴れ。
今回は天気以外でも全般通して巡りあわせがよく、まさにお陰様でとしか言いようのない良い縁に恵まれました。
二日目最初のお参りは11番藤井寺。
ここは遍路ころがしとして最も有名な12番焼山寺までの山道の起点でもあるので
山越え用の重装備のお遍路さんを多く見かけました。
何せ複数の峰を越えて12キロ6時間以上の山道を踏破する必要があるため
ここは歩き遍路の続行を断念させてしまう難所「遍路ころがし」として有名な場所でもあります。
また藤井寺はお大師さん自らが植えたとされる藤の花でも有名な場所です。
ちょうど良い時期にお参りできたようで、満開の藤が迎えてくれました。
12番焼山寺に到着。バスとタクシーを駆使して山道は歩かずに済みましたが
長い参道と最後の階段が立ちはだかります。
頂上でバスガイドさんが差し入れてくれた梅干しが疲れを吹っ飛ばしてくれました。
12番さんのお参り終わって四国名物うどんの昼食です。
おかわり無制限ということでお店の女将さんフル回転。美味しかったです。
私は6杯でギブアップしましたが、以前学生の団体が来たときは
60人ほどの団体に700杯のうどんがはけたとか。
シャナの花が12番までの参道をきれいに飾ってくれてました。
19番さんの門前商店にて。
ネコの置物かと思ったらポージングをしたネコさんでした。
本来は二日目は11番から19番のお参りまで、の予定でしたが
明日のスケジュールに余裕を持たせる為20番まで足を延ばしてみました。
お遍路の納経所は時間に厳しく銀行並みに定時でシャットアウトしてしまうことで有名ですが、添乗員さんの交渉(泣き落とし?)が功を奏して5時ぎりぎりでもお参りできました。
閉まる時間帯で登ったため他の人が殆どいなく、
夕方の傾いた日が雨上がりの山門を美しく照らしてくれています。
雨上がりの霧が余人のいない山門境内を薄っすらと覆い、
玄妙な趣を感じさせるお参りになりました。
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祥雲寺四国八十八札所巡礼参拝(4月20日~23日、初日)
2009年4月27日祥雲寺では昔から全国各地にある霊場札所への参拝旅行を定期的に行ってきましたが、
今回初めて四国お遍路の旅を企画してみました。
四国八十八札所を三回に分け、半年毎にお参りする予定です。
第一回目の今回は、4月20日から23日の3泊4日で行ってきました。
20日初日は祥雲寺に朝4時集合、皆さすがに眠かったようで羽田までの道中よく寝ていました。
羽田から飛行機で高松空港まで一時間と少しで移動。
宇都宮から高松まで五時間と考えると早いものです。
高松空港からバスで移動し、一時間ほどで徳島の一番札所霊山寺に到着。
前からの予報が当たりあいにくの雨模様でしたが、降ったりやんだりとたいしたことなかったのでさほど邪魔にはならずにすみました。
しかし到着するなりいきなりカメラを持ったおばさんが我々を誘導し始め、何故か予定になかった記念写真を撮られて「買いませんか?」と洗礼の一撃が。
いや買いたい人だけ、なので実害は殆どなかったのですが初っ端から予定外の一発をもらってしまいました。
その後は時折ぱらつく雨にもくじけずお参りを続行。
初日の予定は一番霊山寺から十番切幡寺までのお参りです。
五番札所地蔵寺の鐘楼。お寺によって鐘の音色は結構違います。
最初は不慣れだったお参りのお経も
5回目ともなり少しずつ慣れてきていました。
五番さんはお寺自体よりも裏手にあった羅漢堂の方が強く印象に残りました。
裏手の階段を上った先にはかなり大きい五百羅漢堂がありました。
祥雲寺でも五百羅漢を作成中の為、予定になかったのですが御参りを敢行。
長い回廊状の建物に等身大の五百羅漢がお祀りされていました。
調べてみると木造の羅漢さんは全国でも珍しいとのこと。
もし宇都宮あたりでこれだけのものがあったならすぐ文化財に認定されそうです。
この羅漢さんは自分でお腹を開けています。
後で調べたらお腹を開けた羅漢はラゴラ(釈迦の長子)像だそうで、見ていなかったのですが中には菩薩様がいたのかもしれません。
お参り終わって下に戻ったら添乗員さんに大分渋い顔(内心)されてしまいました。
十番切幡寺の上から見る徳島の平野部。以前来た時は天気もよく、良い眺めだっただけに少し残念です。
戻って初日の宿泊場所となる六番安楽寺の宿坊に到着しましたが、
私の持っていた宿坊のイメージとは大分違い、内装も設備もなかなかに整っていて驚きました。
また若い和尚さんが働き者で良く動いてくれて、大分お世話になりました。
夕食時の食堂は大賑わい。お食事も美味しく、上のTVでは安楽寺のPVまで流れていて
なかなか面白いがんばり方をしてるお寺でした。
食事の後は夜のお勤めで気の引き締めなおし。
他宗の法要は勝手がわからない分尚の事緊張感をもって臨めます。
終わってお風呂ですがこの安楽寺、「温泉山」の山号のとおり温泉が境内に出ており、初日の疲れを程よく癒せました。
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長岡百穴 観音祭り
2009年4月18日宇都宮市北側の長岡地区には長岡百穴と呼ばれる古跡があります。
古代人の墓穴として掘られ、後世になって弘法大師一夜の作とされる石仏が祀られ
仏様をお祀りする場所として地元長岡地区の方たちによって護持されてきました。
毎年4月の18日に観音様をお参りする例祭を行っています。
各穴には室町から江戸期頃に掘られた仏様が祀られています。
中央にある百穴観音堂。昔の観音堂兼公民館が移動する際に
別個に建てることになり、百穴の中腹に移ってきました。
正面に掲げられた額は祥雲寺先代住職の手によるものです。
こちらは長岡公民館の中にあった昔日の写真です。
昔のお堂は百穴のふもとにありました。
夜6時から長岡百穴観音祭りが始まりました。
小さいお堂ですので中には住職と地元の役員さんと御詠歌の人たちが入り、
残りの人たちは外に参列しています。
観音祭り終わってお斎き会になります。
毎年のことですが、長岡の人たちの結束の強さに感動します。
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花祭り・大写経会開催!
2009年4月11日4月8日はお釈迦様の誕生日「花祭り」のお祝いを全国各地で行います。
祥雲寺では毎年4月8日に一番近い土曜日に写経会を併催し、お祝いを行います。
1階では茶道教室の方達がお接待をしてくれています。
陶芸教室諸氏方の作品です。(先生が良いからなのか)とても素人の手製とは思えない出来栄えです。
水曜日に発足したばかりのアレンジメントフラワー教室の作品です。
花祭りですのでまず最初に
赤ん坊のころのお釈迦様の姿「誕生仏」に甘茶をそそぎ、お生まれになられた日を祝います。
写経を始める前に法話をお聞きします。
今年は上三川見性寺住職の出井敦仁師にお説教頂きました。
ふと外を見るとまさに春爛漫。ついでに駐車場も満杯に。
右端に見えているのは栃木の新県庁。県庁の屋上展望室からは祥雲寺がよく見えます。
夜は県庁が電気つけすぎているので境内が照らされてすっかり夜が明るくなってしまいました。
街灯つける必要がなくなり助かってたりします。
法話が終わり、般若心経を皆で読んでから写経に取り掛かります。
今年の写経会はよい天気に恵まれ、大勢の方達の御蔭様で円満に執り行うことができました。毎年かくありたいものです。