ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

| 平成23年初盆施餓鬼

地域や歴史についての記事

  • 平成23年初盆施餓鬼

    2011年8月11日

     

    もうじきお盆を迎える時節になりました。

    お盆というのは新暦の7月に行われたり、月遅れで行われたりすることが一般的ですが、

    もともとは仏教の経典にも出てくる祭日です。

     

    インドでは、4月ごろから7月ごろにかけて雨が多い季節となり、

    お釈迦様の時代からこの時期を「雨安居」と言って

    仏教徒は極力外出せず集中して修行生活を行う時期としてきました。

     

    この修行生活が終わる7月15日、お釈迦様は供養のために集まった人々に

    この修行を終えたお坊様たちに心をこめて供養するよう勧め、その功徳は計り知れないとお説きになられました。

    この習慣がやがて、今は亡き先祖や様々な仏様に供養する「お盆」として定着したということです。

     

    祥雲寺では毎年8月7日を、今年初盆を迎える方にお迎えの仕方を説明しご供養を行う

    初盆施餓鬼の日としてきました。

     

    天候が不安定な日が続きましたが、夏らしい暑い日になりました。

     

    まず午前中は初盆を迎える方々にお迎えの仕方や心構え、盆棚の造り方の説明を行います。

     

    お昼は僧侶参加者そろっていただきますをします。

    不思議なことに粗食というのは、畏まって食べるほうがおいしく感じられるものであったりします。

     

    午後になり、供養の法要「お施餓鬼」が始まります。

    導師が施餓鬼棚に供物を備え加持祈祷を行い、亡くなられた方々の供養を行います。

     

    ご詠歌講の皆さんが法要にあわせてお唱えをし、場の荘厳に彩りを加えます。

     

    法要の最後に参詣者焼香となり、法要終わりとなります。

     

    最後に施餓鬼棚に祀られたお塔婆を受け取って解散になります。

    とても暑い日の法要となりましたので、入り口で麦茶をお出ししたら皆さん美味しそうに飲み干していました。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。