ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

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| 令和2年3月 観音朝詣りのお知らせ

お知らせの記事

  • 令和2年3月 観音朝詣りのお知らせ

    2020年3月17日

    春を迎えた祥雲寺

    梅園の咲き誇る梅と羅漢さん

     コロナウィルスの蔓延で、重苦しい日々が続いています。9年前の大震災の後にも匹敵する感があります。
     
    放射能もコロナウィルスも見えないものです。
    しっかりした情報がない状態では不安がつのります。
    伝染病の場合には自分が罹(かか)ることによって、まわりの人に移す加害者の立場になりかねないという不安も起こります。
     小学生だった昭和30年代、学校でも、大人たちからも、伝染病の恐ろしさをくり返し教えられました。
    当時の人たちは、結核や赤痢の恐ろしさを身近に経験していました。
     しかし、戦後生まれの私たちは、身に迫って伝染病の恐怖を感じたことはなかったように思えます。
    治療薬が次々と開発されました。
    医学の進歩は著しく、信頼も厚かった。
    衛生環境も格段によくなった。
    もう、伝染病の大流行などあり得ないとなんとなく考えていました。
     今回はウィルスの蔓延を防ぎきれないように思えるため、信頼が崩れ、国民全体が浮き足立ってしまいました。
    いま大切なことは、専門家の指針をきちんと守って一人一人が対処するとともに、必要以上に恐れないことです。
    もし蔓延してしまったら、このウィルスと付き合っていくしかない。
    今までのインフルエンザと同じように。
     新型コロナウィルスに対しても、きっと近いうちに治療薬ができるでしょう。
    現在は従来のインフルエンザよりは恐ろしいけれど、国民全体の適切な対処の積み重ねで、2020年にこんな大騒ぎがあったと、記録されるだけのことになるでしょう。
     恐れるべきでないと言いましたが、人間を恐怖に陥れることはこれからも繰り返し起こってくると思います。
    そしていつの日か、本当に対処しきれないような危機が訪れるかもしれません。
     実際、震災では自然に対する人間の無力を感じました。
    原発事故では、人間の生み出した技術を自らがコントロールできませんでした。
    抗生物質の多用によってどんな薬も効かない細菌が生まれるかもしれません。
     しかし、そんな中でも人間は生き続けるしかないのです。
    無常にして弱いものであることを自覚して。
    勇気を持って。
     令和2年3月15日
                  宇都宮市東戸祭1-1  祥雲寺住職  安藤明之
    十八日の朝詣りは午前6時から行います。
曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。