ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

| 平成21年9月朝参りお知らせ

お知らせの記事

  • 平成21年9月朝参りお知らせ

    2009年9月17日

     

     

    自分を苦しめず、また他人を害しないような言葉のみを語れ。これこそ実によく説かれた言葉なのである。

    {釈尊の言葉 中村元訳『ウダーナ・ヴァルガ』より}

     

    曹洞宗では、宗門の教えを広めていくために毎年標語を定めています。今年の標語は「愛語」です。

    愛語とは慈悲の心を持って言葉をかけてゆくことで、お釈迦様が説かれ、以後、仏教徒が世の人々に救いの手を差し伸べてゆく志を持った時、かならず実践していかなくてはならない徳目とされてきました。

    道元禅師様にも愛語について述べた有名な言葉があります。

     

    今年8日、東京でこの愛語について檀信徒の皆様にどのように伝えたらよいかを学習する研修会がありました。

    その時に講師の奈良康明駒澤大学名誉教授のお持ちいただいた資料の中に冒頭に掲げた言葉がありました。

     

    奈良先生は、「自分にも喜びとなり、他人にも喜びとなることばを語れ」とお釈迦様はおっしゃっていると説明しました。

    なるほどと納得いたしました。

     

    お追従(ついしょう)は、聞いた人の喜びにはなっても、話す人の喜びとはなりません。

    その人が本当に心に思った感動や、励ましや、忠告をこそ語るべきなのです。

    そして、その言葉は相手を自分と同じく見、自分を相手と同じく見る深い思いやりの心に裏付けられていなければなりません。

    相手のためを思う忠告でも、それが相手の心を傷つけることがないように細心の注意を払うべきなのです。

    お釈迦様の言葉は、簡潔で、しかも慈悲心にあふれた深い意味を持っていることを、この言葉はよく示しています。

     

    平成21年9月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の観音様の朝参りは午前6時から行います。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。