ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

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| 平成26年9月朝詣り

お知らせの記事

  • 平成26年9月朝詣り

    2014年10月5日

     

    9月 境内に咲く彼岸花と本堂

     

    8月29日お施餓鬼の当日に、急に曹洞宗からの募金の依頼を受けました。

    震災で被災した寺院の救援のための募金です。

     

    東北地方は曹洞宗の寺院の多いところです。

    津波が押し寄せた海岸部にもたくさんの寺があります。

    伽藍が流されてしまった寺、住職が死亡した寺もあります。

    津波を免れた寺も、激震で大きな被害を受けました。

     

    ところが、震災後のさまざまな支援の対象から、宗教施設は外されているのです。

     

    高台にあって無事だった寺の多くが避難所になりました。

    本堂や庫裡を被災者のために開放しました。

    住職家族の居住部分も削って被災者の役に立てました。

     

    震災直後の3月に、祥雲寺に救援を依頼してきた住職は、亡くなった人たちの葬儀を4月に延ばしてもらって、先ず生きている人たちの救援に奔走していました。

    檀家の人はいわば身内ですし、危急の際には檀家に限らず地域のよりどころとなるという自覚が、寺の住職にはあります。

     

    震災当時、宗教団体は救援活動に取り組みました。

    仏教の宗派やその支部に当たる宗務所、教区、宗派を横断する仏教会、そして一つ一つの寺院など、あらゆる単位で募金や托鉢を行って、その多くは中央共同募金会など公的機関に寄せました。

     

    しかし寺院などは、これらの機関による復興支援の対象になっていません。

    まして援助特例法をはじめとする国、地方の法律・条令による支援も受けられません。

     

    檀家の方々も被災した今回のような場合、寺院の復旧はたいへん困難です。

    曹洞宗として被災した宗門寺院への救援事業は行ってきましたが、その困難さに比べればほんの僅かな足しにしかなりません。

     

    冒頭にあげたお施餓鬼の募金は、それでも頑張ってくださいという励ましです。

    急なお願いに55,675円もの募金をいただいたことに感謝申し上げます。

     

    平成26年9月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。