ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

| 平成26年10月観音朝詣り

地域や歴史についての記事

  • 平成26年10月観音朝詣り

    2014年10月16日

     

    白の曼珠沙華と参道の羅漢さま

     

    曹洞宗には二つの大本山があります。

    道元禅師の開かれた永平寺と、瑩山禅師の開かれた總持寺です。

     

    道元禅師は日本曹洞宗の初祖であり、瑩山禅師は四祖ですから、普通では本山は永平寺となり、少なくとも總持寺より格上の寺ということになります。

    しかしそうではない。

    永平寺と總持寺の格式は全く同じです。

    また永平寺派、總持寺派というように組織が分かれていることもありません。

    それが曹洞宗の大きな特色です。

     

    永平寺では道元禅師が説かれ実行された修行が堅く守り続けられ現在に到っています。

    道元禅師の教えを端的に示す根本道場です。

    修行は自己の何たるかを究(きわ)めていくことでもあります。

    修行に徹した時、世間の人との接点を失うこともあります。

     

    總持寺開山瑩山禅師は、お師匠様から「永平の宗風を興すべし」と委(ゆだ)ねられました。

     

    お釈迦様の教え、道元禅師の教えが真に意味あるものになるのは、悩み苦しみ悲しみ憂いを抱えて生きているたくさんの人々の心に教えが届いた時です。

    瑩山禅師は曹洞教団を確立し、民衆教化の基(もとい)を築きました。瑩山禅師の教化への志を継承し、曹洞宗を大発展させたのが總持寺第二祖の峨山禅師です。

     

    峨山禅師のもとで修行し、そこから旅立った僧達は、日本全国の武士や農民の帰依を受け、村々、町々に寺が建てられました。

    僧達が帰依を受けたのは、厳しい修行を積み真理を究めた傑僧達だったからです。

    この人達は後世に二十五哲と讃えられました。

     

    僧侶には、真理を究めて修行する求道者のあり方と、体得した真理を世に伝えて人々の安心をはかる救済者としてのあり方の両面がなければなりません。

     

    来年は峨山禅師の650回忌に当たります。

    道元禅師から峨山禅師にいたる祖師方の偉大な行跡を偲び、常に人々と共にあり続けようとする曹洞宗の願いを新たにする大遠忌がつとめられます。

    大遠忌行事にどうぞご参加ください。

     

    平成26年10月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の朝詣りは午前6時から行います。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。