ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

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| 平成27年12月 観音朝詣りのお知らせ

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  • 平成27年12月 観音朝詣りのお知らせ

    2015年12月13日

     

    庫裡の前の舗装工事。大谷石を外してアスファルトを敷きます。

     

    工事の為今週は坂上に駐車できなくなります。

     

    12月1日、無縁供養の日に、羅漢の会(祥雲寺石彫会)の人達が一年がかりで彫っていた12体の羅漢の開眼・安座の法要を修行しました。

    これまでに完成した像の数は404体。

    ようやく400体を超えました。

     

    本堂に向かって左側に並ぶ十六大阿羅漢像は、羅漢会の人たちが共同で2年間を掛けて彫刻士、平成14年に開眼されたものです。

     

    その時には、完成を記念して、羅漢の会メンバー20名と大分県の石仏巡拝の旅をしました。

    大分県にはたくさんの磨崖仏があります。

    特に県北東の国東半島は神仏習合であった宇佐八幡宮の道場として天台密教の系統に属する仏像がたくさん彫られており、まさに仏の国の趣でした。

     

    また県南部にはそれとは別の系統に属する芸術性の高い石仏群があります。

    中でも平安時代から鎌倉時代にかけて彫られたという臼杵石仏は、磨崖仏としては日本唯一の国宝に指定されています。

    平安後期、京都では仏師定朝によって寄木造りによる国風の優美な仏像彫刻が完成されました。

    臼杵の石仏は、その様式を受け継いでおり、なおかつ石像らしい力強さを兼ね備えている日本石像彫刻の最高峰のものだそうです。

     

    それより以前に、檀家の方達とインドを旅してカジュラホー、エローラなどのヒンズー教の素晴らしい石像に驚嘆したことがありますが、日本にもこんな素晴らしい石像があったのかと感激したものです。

     

    時代、国、宗教は異なっても、祈りを込め像を作り上げる人間の営みに変わりはありません。

    世界にはイスラム教、キリスト教など、偶像崇拝を否定する宗教もあります。

    しかし、像には人間の魂の奥底を揺さぶるものがあります。

    わたしには、敬虔な信仰に支えられた像はそれ自体が崇高なものだと思えるのです。

     

    平成27年12月13日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の観音様の朝詣りは午前6時半から行います。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。