ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

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| 平成28年4月 朝詣りお知らせ

地域や歴史についての記事

  • 平成28年4月 朝詣りお知らせ

    2016年4月16日

     

    桜が散るころには若葉が芽吹いて、新緑の季節が待ち遠しくなります。

     

    人間が負けることはないといわれていた囲碁で、コンピューターが世界最強の天才棋士に勝ちました。

    人間の知能の発達と似た学習法で、勝負に勝つための判断力を高めたからだそうです。

    コンピューターは正確に計算しつくす機会から、判断力を備えた人工知能に変わってきたのです。

    30年後には、知能として人間を上回るという予想です。

     

    これはどんなことを意味するのでしょうか。

    先ず考えられるのは、人間のために働いてくれるロボットです。

    辛い労働を代行するのはもちろんのこと、レシピに基づいておいしい料理を作り、マニュアルに則った至れり尽くせりの介護もします。

    人間が快適な生活をするために必要なことはすべてやってくれそうです。

     

    人型のロボットだけではありません。

    技術の開発をしたり、科学上の発見や新しい理論も生み出します。

    文学や芸術分野でも、人間の感性や好みについての分析が蓄積されて、感動を呼ぶすぐれた作品が生まれます。

     

    人工知能のはたらきで、人間は何もしないでも欲しいものは手に入り、願うことは達成されるようになるのです。

     

    スイスの学者は、未来の人間は、自分がやりたいことを好きなだけやる人生を送るようになると予想しました。

     

    これが幸せなことでないことはどなたもお分かりでしょう。

    社会に関わらずに一人だけで幸せを感じることはありません。

    生きる意味がなくなります。

    人間とはそういう生き物です。

     

    幸せは、人それぞれが価値あると思うものを実感することから生まれます。

    それは成長し滅びる肉体の中にあります。

    満開の桜に心のときめきを覚え、散りゆく花におのれの人生を重ねる。

    無常なる肉体だからこそひとつがかけがえのないものとなり、価値あるものとなって輝くのです。

    取り換えのきくコンピューターには、知能はあっても価値と感じるものはありません。

    そんなものによって生きる意味がなくなる。

    そんな未来があってはなりません。

     

    平成28年4月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の朝詣りは午前6時から行います。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。