ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

| 平成28年9月 観音朝詣りのお知らせ

お知らせの記事

  • 平成28年9月 観音朝詣りのお知らせ

    2016年9月17日

     

    山門前の百日紅(さるすべり)

     

    リオ五輪で、女子レスリングの吉田選手が負けてしまいました。

    彼女は、女子レスリング全体を引っ張ってきました。

    その責任感から、何が何でも負けられないという強い使命感を背負っての戦いでした。

     

    負けた瞬間、彼女はマットにうつぶせになって泣いていました。

     

    直後のインタビューでは、

    「沢山の方に応援していただいたのに銀メダルになってごめんなさい。申し訳ない。何とか最後は勝てると思っていて、自分の力を出し切ることが出来なかった。日本の主将として申し訳ない。」

    と、「申し訳ない」の繰り返しでした。

     

    表彰式になってメダリストたちがずらりと並んだ時には、魂が抜けてしまったような姿で立っていました。

    台に上ってもそれは変わりませんでした。

     

    不敗の王者として、世界中から目標にされ、弱点も調べ尽されていたはずですから、負けることも大いにあり得ることで、銀メダルに終わってもだれも非難などしません。

    観衆は盛大な拍手を送りましたが、それでもうちひしがれた姿は変わりませんでした。

    金メダルのアメリカの選手は、吉田選手に敬意を持っていたようです。

    はしゃぐことなく控えめにしていました。

    それでも表情に喜びが自然にわき上がってくる。

    それが対照的でした。

     

    でも、私は、このときの悄然とした姿に感動しました。

    全身全霊を傾けて敗れるのならばこんな姿でいたいと。

     

    式後のインタビューの言葉は、私にとってさらに素晴らしいと思えるものでした。

     

    亡きお父さんとどんな言葉を交わしましたかと問われて、

    「父が居ないオリンピックは初めてだったのでどこかで助けてくれると思っていたかもしれない・・・。

    お父さん私をここまで育ててくれてありがとうって言いたいです。」

     

    正直な言葉だと思います。

    最後に感謝が口に出たのが素晴らしい。

    神仏への額(ぬか)づきと相通じると思いました。

     

    平成28年9月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の朝詣りは午前6時から行います。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。