ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

宇都宮 座禅 宇都宮 座禅会 | 27年7月 月例早朝坐禅会「指月の会」案内

座禅会の記事

  • 27年7月 月例早朝坐禅会「指月の会」案内

    2015年7月25日

     

    曹洞宗大本山總持寺 太祖堂(千畳敷の大本堂、参拝旅行の際)

     

    挙体数欠 内外放寛(こたいすうけつ ないげほうかん)『弁道法』

     

    私が坐禅を初めて行ったのは駒澤大学の授業の一コマででした。

    一年間毎週行いましたが、「何故こんなつまらないことが修行なのか」と退屈をおぼえながら参加していたことを思い出します。

     

    大学を卒業して福井の永平寺、横浜の總持寺で本格的に出家修行を行い、そこで初めて坐禅が素晴らしい修行なのだ、と納得することができるようになりました。

    ですが、坐禅を「楽しい」と思って修行できるようになったのは福井武生にある御誕生寺、板橋禅師の教えを受けてからになります。

     

    坐禅は調身(身を調える)調息(息を調える)調心(心を調える)であるが、息を調える事こそがとても重要となる。

    禅師様はそのように説かれ、身体の呼吸機能について書かれた本を修行僧全員で読み、またヨガの先生を招いて研修を定期的に行ったりもしました。

     

    その中で学んだ、体の呼吸機能全体を活用する「全体呼吸法」というものが、上記の『弁道法』の一節と相通じることがわかりました。

     

    挙体数欠 内外放寛(欠というのは口から息を吐くこと、欠伸〈あくび〉)

     

    この文は、道元禅師が記した修行の実践手法の中で坐禅の際の呼吸の要点を書いた部分になります。

    鼻から息を吸いながら体が伸びるように(挙体)意識し、口から息を吐くときに全身の緊張をゆるめます。

    内外の内は丹田(下腹部)から出る息、外は身体の姿勢。これらを緩めることが放寛です。

     

    呼吸を学ぶことで姿勢もまた調え易くなり、安定して楽に坐禅を行えるようになります。

    こうして身体と呼吸を落ち着けて初めて、坐禅が「安楽の法門」なのだと実感できるようになってきました。

     

    祥雲寺副住職 安藤淳之

     

    一人で修行を行おうとすると、怠けてしまったり後回しにしてしまい続かない場合もあります。

    ですがみんなで行えば、難しいことでも楽しく行えるはずです。

    この朝坐禅会はそのような場となるよう始めました。

    一日の始まりを迎えるこのひと時、ご一緒に「かろやかに」生きてみませんか?

     

    日時:7月27日(月)朝6時半~8時(途中参加、途中退出可)

       6時30分~7時10分(一回目の坐禅)

       7時20分~8時(二回目の坐禅)

    場所:祥雲寺本堂一階

    用意:身一つで大丈夫です。

    足の組めない方は椅子での坐禅もできます。

     

    また、祥雲寺では毎週水曜夜6時(第四水曜のみ休み)、雀宮布教所「善応院」にて坐禅会を行っています。

    次回の7月29日は研修の為お休みとさせてもらいますが、興味を持たれた方はお問い合わせください。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。