ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

しだれ桜 宇都宮 座禅 宇都宮 座禅会 曹洞宗 観音朝詣り | 4月 朝詣りのお知らせ

朝まいりの記事

  • 4月 朝詣りのお知らせ

    2025年4月26日

     

     

    祥雲寺のシンボルと言ってもいい枝垂れ桜がすっかり弱ってきました。

     昭和53年、腐食菌による枯死を防ぐため、高さ3メートルで分かれていた主幹の一方を切り落としました。

    以後復活を願って、樹全体の力を付けることを治療の中心に据えて手当てしてきました。

    そのためには、樹に負担がかからないよう花芽を摘んで養分を幹に行き渉らせる治療をしたこともあります。

     

     手当の甲斐あって、樹の勢いは増し、張り切った木肌を見て、数十年後の復活を夢見たこともありました。

     しかし樹の内部に巣くった腐食菌は取り切れず、勢いあった新生の枝があっという間に枯れてしまったり、主幹も2メートル、1メートルと切り落とさなければなりませんでした。

    我が身が癌に冒されたようでもあり、壊疽を患った人が足を切り詰めてゆく悲しさに思い至ったこともあります。

     

     幾百年の命をながらえた樹にも終わりはあります。

    生者必滅の理を覆すことはできません。

    花が咲くのはあと十年か、二十年か、五十年か。

     

     それならばこそ、春の盛りには精一杯の花を美しい姿で付けさせてあげたいと思います。

     今年は、冬に肥料を充分やりましたので花の付きが良く、色も美しかった。

    枝のバランスを支柱で調整してやればもっと美しくなるでしょう。

     

     幸いに、次の代の桜が大きくなってきました。

    昭和23年3月9日、山越の火を受け、祥雲寺の全伽藍が焼失したとき本堂側の部分が類焼したのが枝垂れ桜の衰弱の始まりでした。

    その年に芽を出した苗4本を、裕之和尚が大切に育てた木が今も残っています。

    弁天堂のそばに一本、山の上に一本、後ろの谷間に二本。

    樹齢77年、きれいに花を咲かせています。

    特に谷の池端の樹は大木になるでしょう。

    大事にしていきたい、大事にしていってもらいたいと思っています。

     

     令和7年4月15日

    宇都宮市東戸祭1-1  祥雲寺東堂  安藤明之

    十八日の朝詣りは午前6時から行います。

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。