ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

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| 6月 朝詣りの会お知らせ

朝まいりの記事

  • 6月 朝詣りの会お知らせ

    2024年6月22日

     

    (株)総研坐禅研修。コロナ禍も一段落ついたからか、坐禅会の申込が増えています。

    諸行無常 諸法無我 涅槃寂静      (三法印)

     諸行無常という言葉がお釈迦様の教えの第一番目の真理であることはよく知られています。

    しかしこの教えは仏教だけのものではありません。

    全てのものは移ろい変わりゆくという意味ですから、誰もが知っている、いわば当たり前のことです。

     一般に、真理といわれるものには、たゆまぬ研究、研鑽に依ってたどり着くと思われています。

    しかし、仏教は目の前にある現実そのものを真理としているのです。

     人間の苦しみは、人間が自分(自己)というものを持ち、それに囚われていることから生まれます。

    諸行無常の現実は、自分がかくありたいと願うことを次から次へと壊してしまいます。

    結局自分の思い通りになるものは何も無いのです。

     

     ですからお釈迦様は、苦しみから解放されて生きていくために、自己への囚われを無くすことを説かれたのです。

    仏教は人間が幸せに生きるための教えです。

     ところで生きるためのエネルギーは欲です。

    欲が無ければ生きることは出来ません。

    欲を否定することは出来ないのですが、欲は囚われの素となり煩悩ともなります。

    仏教は欲を否定するのではなく、それをよくコントロールしていく道を示しているのです。

    お釈迦様は遺言の教え「遺教経」で無欲ではなく少欲を説いていらっしゃいます。

     

     自己中心で欲を抱えた人間が、千変万化の諸行無常の世界との関わりの中で生まれてくるおのれへの囚われには無限のケースがあります。

    経論にたくさんの教えが説かれているのはそのためです。

     

     忘れてならないのは、常に現実に即している教えであり導きであるということです。

    諸行無常の教えとは、世の無常を観じて諦(あきら)めることだと思われがちですが、徹底的に現実に即し、その変化に応じ、生きる道を明らかにしていくことでもあるのです。

     諦(あきら)めは、ものごとを投げ出すことではなく、明らかにして積極的に生きることなのです。

     

      令和6年6月15日

    宇都宮市東戸祭1-1  祥雲寺東堂  安藤明之

    十八日の朝詣りは午前6時から行います。

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。