ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

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| 平成23年2月朝参りお知らせ

お知らせの記事

  • 平成23年2月朝参りお知らせ

    2011年2月15日

     

    今朝方の梅園(祥雲寺参道)

     

    ひとたびは涅槃の雲にいりぬとも

    月はまどかに世を照らすなり(梅花流「涅槃御詠歌」)

     

    2月15日は、お釈迦様が涅槃に入られた日、涅槃会です。

    仏教徒にとって釈尊の死は単なる死ではありません。

    有為転変の世界から無為寂静の世界に入り、目には見えねども永遠の真理の姿となってこの世界を照らすのです。

    御詠歌は、それを澄みきった月にたとえています。

     

    この世界では、覚られた人、釈尊といえども諸行無常の理(ことわり)を免れません。

    肉体は老い、朽ち果てるのです。

     

    アーナンダよ、私はもう老い朽ち、齢を重ねて老衰し、人生の旅路を通り過ぎ、老齢に達して、わが齢は80となった。

    アーナンダよ、たとえば古ぼけた車が革紐の助けによってやっと動いて行くように、私の車体も革紐の助けによってもっているのだ。(大パリニッバーナ経 中村元訳)

     

    体調を崩しながらも北へと最後の旅を続けていた釈尊でしたが、やがて限界に達し、北インドのクシナガラという町の郊外の林の中に身を横たえられます。

    大きな二本の沙羅の木の間でした。

     

    やがて、急を聞いて集まってきた弟子たちに対し最後の説法をなされます。

    遺教として現在に伝わるものです。

    釈尊は、私が今まで説いてきた教えを守り、志をもって生きてゆきなさいと諭されています。

     

    我がもろもろの弟子、展転してこれを行ぜば、すなわち如来の法身常に在ってしかも滅せざるなり(遺教経)

     

    有為転変の世界から、寂静無為の世界に入られた釈尊ですが、そのいのちは、教えを信じて生きていく人、一人ひとりの身体に、心の中に流れて不滅であると仰せられたのです。

     

    平成23年2月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の観音様の朝詣りは午前6時半から行います。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。