-
秩父観音霊場午年総開帳巡礼(第一回、9月13日)
2014年10月16日秩父観音霊場は西国霊場、坂東霊場と並んで日本百観音霊場の一つです。
今年はすべての観音様がご開帳になる午年総開帳です。
各霊場のご本尊の観音様は、それぞれの縁日、縁年に当たる時以外は扉が閉じられていることが多いのですが、12年に一度、午年には総開帳になり、すべての観音様を直接に拝むことができます。
本年祥雲寺では、日帰り三回で満願結縁の巡礼を実施しています。
少し遅れましたが、一回目9月13日に行った巡礼の写真をアップロードします。
1番駐車場より
一番札所売店、巡礼グッズは殆どここで購入
本堂前で読経してお参り、各札所の歌詞に合わせてご詠歌も
各札所では観音様と縁を結べるよう五色の紐が結ばれて外に引かれています
殆どの紐にご縁を頂ける様五円玉がジャラジャラと結ばれてました。
2番札所前、タイミング外してしまいました。
三番札所本堂前、寺宝の子宝に恵まれるという子持ち石前で孫ひ孫を願うおじいちゃま方
2番観音堂前、観音様との縁結びの人の為か、塔婆の上に傘一本
殆どのお寺は小さめの、田舎の風景の中に
5番語歌堂前でご詠歌に挑戦。歌が上手くなりますように。
8番西善寺の撫で仏さん。撫でられ続けて幾年月、尋常じゃないこの輝き。
9番明智寺の5色紐。東京から一人で来て回っている小学5年生と遭遇。
11番前で記念撮影。
札所はどこも5時で納経所が閉まるのに4時半まわっててあと一ヶ寺残してたので急ぎの撮影。
一回目は全34札所中12番までお参りしました。
-
平成26年9月朝詣り
2014年10月5日9月 境内に咲く彼岸花と本堂
8月29日お施餓鬼の当日に、急に曹洞宗からの募金の依頼を受けました。
震災で被災した寺院の救援のための募金です。
東北地方は曹洞宗の寺院の多いところです。
津波が押し寄せた海岸部にもたくさんの寺があります。
伽藍が流されてしまった寺、住職が死亡した寺もあります。
津波を免れた寺も、激震で大きな被害を受けました。
ところが、震災後のさまざまな支援の対象から、宗教施設は外されているのです。
高台にあって無事だった寺の多くが避難所になりました。
本堂や庫裡を被災者のために開放しました。
住職家族の居住部分も削って被災者の役に立てました。
震災直後の3月に、祥雲寺に救援を依頼してきた住職は、亡くなった人たちの葬儀を4月に延ばしてもらって、先ず生きている人たちの救援に奔走していました。
檀家の人はいわば身内ですし、危急の際には檀家に限らず地域のよりどころとなるという自覚が、寺の住職にはあります。
震災当時、宗教団体は救援活動に取り組みました。
仏教の宗派やその支部に当たる宗務所、教区、宗派を横断する仏教会、そして一つ一つの寺院など、あらゆる単位で募金や托鉢を行って、その多くは中央共同募金会など公的機関に寄せました。
しかし寺院などは、これらの機関による復興支援の対象になっていません。
まして援助特例法をはじめとする国、地方の法律・条令による支援も受けられません。
檀家の方々も被災した今回のような場合、寺院の復旧はたいへん困難です。
曹洞宗として被災した宗門寺院への救援事業は行ってきましたが、その困難さに比べればほんの僅かな足しにしかなりません。
冒頭にあげたお施餓鬼の募金は、それでも頑張ってくださいという励ましです。
急なお願いに55,675円もの募金をいただいたことに感謝申し上げます。
平成26年9月15日 祥雲寺住職 安藤明之
-
この夏の行事(下)
2014年8月30日8月13日から16日はお盆の期間です。
写真は本堂前に準備された迎え火の祭壇です。
お盆の正式な名称は盂蘭盆会と言います。
8月の13日から16日(地方によって違う)に御先祖をお迎えし、供養を行うこの期間を総称して「お盆」と読んでいます。
初日の13日は迎え盆、16日を送り盆と呼び、この期間は彼岸より戻られた御先祖さまを迎える時期として日本全国で大切にされ、営まれてきました。
8月29日は祥雲寺の年間最大行事、施食会の日となります。
全檀家を対象とした先祖供養を行う日として、5月のころからこの日の準備をしてきました。
近年は大変な暑さの中で行うことが多かったのですが
今年は扇風機を入れるかどうか迷う程度の気温でこの日を迎えることができました。
午後に施食法要が始まります。
法要終わって参列された檀家さんに塔婆を配り終えると、
今年の夏が終わった、としみじみ感じます。