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祥雲寺四国八十八札所巡礼参拝(4月20日~23日、初日)
2009年4月27日祥雲寺では昔から全国各地にある霊場札所への参拝旅行を定期的に行ってきましたが、
今回初めて四国お遍路の旅を企画してみました。
四国八十八札所を三回に分け、半年毎にお参りする予定です。
第一回目の今回は、4月20日から23日の3泊4日で行ってきました。
20日初日は祥雲寺に朝4時集合、皆さすがに眠かったようで羽田までの道中よく寝ていました。
羽田から飛行機で高松空港まで一時間と少しで移動。
宇都宮から高松まで五時間と考えると早いものです。
高松空港からバスで移動し、一時間ほどで徳島の一番札所霊山寺に到着。
前からの予報が当たりあいにくの雨模様でしたが、降ったりやんだりとたいしたことなかったのでさほど邪魔にはならずにすみました。
しかし到着するなりいきなりカメラを持ったおばさんが我々を誘導し始め、何故か予定になかった記念写真を撮られて「買いませんか?」と洗礼の一撃が。
いや買いたい人だけ、なので実害は殆どなかったのですが初っ端から予定外の一発をもらってしまいました。
その後は時折ぱらつく雨にもくじけずお参りを続行。
初日の予定は一番霊山寺から十番切幡寺までのお参りです。
五番札所地蔵寺の鐘楼。お寺によって鐘の音色は結構違います。
最初は不慣れだったお参りのお経も
5回目ともなり少しずつ慣れてきていました。
五番さんはお寺自体よりも裏手にあった羅漢堂の方が強く印象に残りました。
裏手の階段を上った先にはかなり大きい五百羅漢堂がありました。
祥雲寺でも五百羅漢を作成中の為、予定になかったのですが御参りを敢行。
長い回廊状の建物に等身大の五百羅漢がお祀りされていました。
調べてみると木造の羅漢さんは全国でも珍しいとのこと。
もし宇都宮あたりでこれだけのものがあったならすぐ文化財に認定されそうです。
この羅漢さんは自分でお腹を開けています。
後で調べたらお腹を開けた羅漢はラゴラ(釈迦の長子)像だそうで、見ていなかったのですが中には菩薩様がいたのかもしれません。
お参り終わって下に戻ったら添乗員さんに大分渋い顔(内心)されてしまいました。
十番切幡寺の上から見る徳島の平野部。以前来た時は天気もよく、良い眺めだっただけに少し残念です。
戻って初日の宿泊場所となる六番安楽寺の宿坊に到着しましたが、
私の持っていた宿坊のイメージとは大分違い、内装も設備もなかなかに整っていて驚きました。
また若い和尚さんが働き者で良く動いてくれて、大分お世話になりました。
夕食時の食堂は大賑わい。お食事も美味しく、上のTVでは安楽寺のPVまで流れていて
なかなか面白いがんばり方をしてるお寺でした。
食事の後は夜のお勤めで気の引き締めなおし。
他宗の法要は勝手がわからない分尚の事緊張感をもって臨めます。
終わってお風呂ですがこの安楽寺、「温泉山」の山号のとおり温泉が境内に出ており、初日の疲れを程よく癒せました。
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長岡百穴 観音祭り
2009年4月18日宇都宮市北側の長岡地区には長岡百穴と呼ばれる古跡があります。
古代人の墓穴として掘られ、後世になって弘法大師一夜の作とされる石仏が祀られ
仏様をお祀りする場所として地元長岡地区の方たちによって護持されてきました。
毎年4月の18日に観音様をお参りする例祭を行っています。
各穴には室町から江戸期頃に掘られた仏様が祀られています。
中央にある百穴観音堂。昔の観音堂兼公民館が移動する際に
別個に建てることになり、百穴の中腹に移ってきました。
正面に掲げられた額は祥雲寺先代住職の手によるものです。
こちらは長岡公民館の中にあった昔日の写真です。
昔のお堂は百穴のふもとにありました。
夜6時から長岡百穴観音祭りが始まりました。
小さいお堂ですので中には住職と地元の役員さんと御詠歌の人たちが入り、
残りの人たちは外に参列しています。
観音祭り終わってお斎き会になります。
毎年のことですが、長岡の人たちの結束の強さに感動します。
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花祭り・大写経会開催!
2009年4月11日4月8日はお釈迦様の誕生日「花祭り」のお祝いを全国各地で行います。
祥雲寺では毎年4月8日に一番近い土曜日に写経会を併催し、お祝いを行います。
1階では茶道教室の方達がお接待をしてくれています。
陶芸教室諸氏方の作品です。(先生が良いからなのか)とても素人の手製とは思えない出来栄えです。
水曜日に発足したばかりのアレンジメントフラワー教室の作品です。
花祭りですのでまず最初に
赤ん坊のころのお釈迦様の姿「誕生仏」に甘茶をそそぎ、お生まれになられた日を祝います。
写経を始める前に法話をお聞きします。
今年は上三川見性寺住職の出井敦仁師にお説教頂きました。
ふと外を見るとまさに春爛漫。ついでに駐車場も満杯に。
右端に見えているのは栃木の新県庁。県庁の屋上展望室からは祥雲寺がよく見えます。
夜は県庁が電気つけすぎているので境内が照らされてすっかり夜が明るくなってしまいました。
街灯つける必要がなくなり助かってたりします。
法話が終わり、般若心経を皆で読んでから写経に取り掛かります。
今年の写経会はよい天気に恵まれ、大勢の方達の御蔭様で円満に執り行うことができました。毎年かくありたいものです。
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花祭り写経会準備と花御堂製作
2009年4月6日4月8日は仏教を開かれたお釈迦様の誕生日です。
その為この日は全国各地で「花祭り」として盛大に祝われます。
祥雲寺でも今日は朝から花祭りの準備で大忙しになりました。
こちらはお釈迦様の生まれた姿「誕生仏」を御祀りする花御堂の製作現場です。
祥雲寺だけではなく、宇都宮大通りにて行う仏教会主催の花祭り用花御堂も製作する為
大勢の人が手伝ってくれています。
まずお堂の屋根に新聞紙を貼り付け
次にでんぷんのりを貼り付けていきます。
のりをつけたら今度は花を挿していきます。
全面に花を挿して完成です。
この花御堂の中にお釈迦様をお祀りし、甘茶を掛けてお祝いをします。
祥雲寺では毎年4月8日に一番近い土曜日に花祭りを行い、大写経会を併催しています。
今年は4月11日の午後1時半になります。
お檀家さんに限らずどなたでも参加することができます。(当日飛び込み参加も可)
開始時間までは茶道教室の方々によるお茶のお接待もありますので
早目にお越しくださっても結構です。
どうぞ奮ってご参加ください。
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お花見会&石彫会「羅漢の会」羅漢拝
2009年4月4日お釈迦様のお弟子様は阿羅漢(羅漢)と呼ばれており、その昔500人の羅漢様がいたといわれています。
祥雲寺ではこの羅漢様を石仏として彫り上げ、500体をお祀りしようと「羅漢の会」を立ち上げて活動を行っています。
今日は月初めの恒例行事、羅漢拝(羅漢様への礼拝)を行いました。
500羅漢とは別に、祥雲寺本堂の横に16人の大羅漢様をお祀りしています。
毎月月初めの土曜日午後に住職と羅漢の会会員とでお唱えを行っています。
16人いる大羅漢様それぞれの遺徳を讃え、お祈りを捧げます。
いつもならば終って引き続き石彫り活動ですが、桜の時期とあってこの日は花見の会になります。
囲炉裏を囲んで花見会という名のお食事会になりました。
美味しいおでんを頂きつつ二胡の演奏を聴き、
今年一年の活動や旅行について話に花を咲かせていました。