ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

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朝まいりの記事

  • 三月 観音朝詣りのお知らせ

    2025年3月12日

     忖度(そんたく)という言葉をご存じの方も多いと思います。

    もともと中国の古典「詩経」にある言葉で、人は心を持っているのだからそれを推しはかるという意味です。

    誰でも心を持っているという平等感と、それを尊重するという礼節を兼ね備えたよい言葉だと思います。

     

     ところが現在では、権力者、エライ人の意向を推しはかって、いちいち指示を受けなくても上に立つ者の思い通りにものごとを運ぶという意味になっていて、おべっか、追従を表わす卑しい言葉として扱われています。

     言葉は人の心から発せられるものです。

    よい心から生まれた言葉は人の心を動かします。

    そういう言葉はたくさんあり人生の道しるべともなります。

    しかしそこに自分の損得を図ったよこしまな心が入ると、よい言葉ほど嫌らしいもの、卑しいものになってしまうのです。

     

     それだけでなく、場合によっては世の中の害になることさえあります。

     滅私奉公という言葉があります。

    おのれの欲得を離れて世のため人のために生きるという意味です。

    私は葬儀に当たって故人の生前の姿を周りの人たちから聞くようにしているのですが、まさにこの言葉が当てはまる生き方をした人が少なからずいます。

    社会的地位や男女にかかわりません。

    本当に立派だと思える人は、庶民の中にたくさんいるのです。

     

     しかし滅私奉公という言葉が目的化されるとどうなるか。

    戦争中は国民を戦争に駆り立てるスローガンとなりました。

    この言葉は、戦前、戦後を通じて国民はこうあるべき、公のため、大きな目的のためにと称して、個を犠牲にするための理由づけに使われはしなかったでしょうか。

     

     誰もが反対できないような内容を表わす素晴らしい言葉は、それだからこそ大きな害悪をもたらすこともあるのです。

     素晴らしい言葉は、自らへの戒め、誓いとされたときに、人生の指針となります。

     

     令和7年3月15日

    宇都宮市東戸祭1-1  祥雲寺東堂  安藤明之

    十八日の朝詣りは午前6時から行います。

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。