2020年12月27日

フラワーアレンジメント教室で正月飾りのお花を作りました。

本堂前の門松もたちました。
正精進
『八正道』
先日NHKでやっている番組「ちこちゃんにしかられる」で、法事で読まれるお経って何のための物?という出題がありました。
ちこちゃんの回答は「お経は生きている人へのお釈迦様からのアドバイス」というもので、これはとても今様な、いい纏め方をしているなぁ、と思いながら聞いていました。
元来仏教は、この移ろう世の中(諸行無常)で、どうしたら心を穏やかにすることが出来るのかを突き詰めた宗教です。
その為のお釈迦様や歴代の祖師方が説かれたアドバイスがお経です。
様々種類はありますが、基本的には私たち生きている人間に生き方を説いた物が中心なのです。
ご法事は、亡くなった人へのお祈りの為の機会です。
故人に喜んでもらえるようにお供え物を用意して、在りし日を想い冥福を祈る時間です。
この法事の時にお経を読むのは、伝統的には読経の功徳を故人の冥福への祈りに巡らし向けるという言い方になるでしょう。
生きている縁者が、身心を正しその功徳をお供えして向こうで見守ってくれている故人に喜んでもらおう、という物です。
何が一番喜んでもらえるかと想うならば、それは生きている縁者がしっかり立派に生きている姿を見せてあげる以上のことは、おそらく無いのでしょうから。