ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

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朝まいりの記事

  • 8月 朝詣りのお知らせ

    2025年8月24日

     

    7月上旬から咲き続けていた蓮もそろそろ終わりです。

    7月上旬から咲き続けていた蓮もそろそろ終わりです。

    今年は例年以上に撮影に人が来ていたようです。

    おせがきは、ご先祖への供養法会として営まれます。

    曹洞宗を含めて多くの宗派の寺院の大事な行事となっています。

    漢字で施餓鬼と書き、餓鬼に施すという意味です。

    ご先祖への供養がどうして餓鬼に施す供養なのでしょうか。

     

     餓鬼とは、餓鬼道にある死者を指しますが、広い意味では供養を受けることなく満たされない境遇にある無数の死せるものを表わします。

    この餓鬼のために仏様の大慈悲を仰いで供養するのが施餓鬼法要です。

    導師は、満たすことの象徴である食物を、仏の威神力を借りて無限倍にする作法を勤めますので、施食法要とも言います。

     

     そもそも先祖供養は、報恩感謝の思いからなされるものです。

    そしてその感謝の思いは、この世に人と生まれ生きていること、いのちあるをありがたいと思う心から生まれます。

     

     いのちは父母によって受けます。

    父母はその父母から、さらには遠く連なる先祖からいのちを受けてきました。

    いのちの繋がりのかけがえのなさ、有ること難さを思ってなされるのが先祖供養です。

     

     但し、そのいのちの繋がりは血の繋がりによってだけで成り立つものではありません。

    人が生きられるのはこの世にある全てのものからのめぐみを受けているからこそです。

     

     いのちと一番緊密にかかわる食べ物について考えてみればわかりやすい。

    天地のめぐみを受けた作物が、無数の人々の関わりを経て食卓に載せられます。

    肉、魚ならばそのいのちを取って食べ物となっているのです。

    これをあたりまえのこととせずに、人間は天の恵み、地の恵み、人の恵みによって生かされているのだと思い至ることが大切なのです。

     

     そして、恵みをもたらしてくれたなかには、顧みられることなく満たされない境遇にあるものが無数にあり、これを餓鬼という言葉で表わして、父母、ご先祖と分け隔てせずに供養するのが施餓鬼法要なのです。

     

     令和7年8月15日            

    宇都宮市東戸祭1-1  祥雲寺東堂  安藤明之

    十八日の朝詣りは午前6時から行います。

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。