ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

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| 平成24年3月朝参りお知らせ

お知らせの記事

  • 平成24年3月朝参りお知らせ

    2012年3月18日

     

    参道梅園の梅

     

    観世音 南無仏 与仏有因 与仏有縁 仏法僧縁 常楽我浄

    朝念観世音 暮念観世音 念念従心起 念念不離心(延命十句観音経)

     

    わずか42文字、延命十句観音経は一番短いお経です。

    正式なお経ではありませんが、長大な観世音菩薩普門品(観音経)のエッセンスを、お経の形にまとめたものです。

     

    意訳しますと

     

    観音様。

    心から信頼申し上げます。

    私たちは仏様と同じ世界に生きております。

     

    仏様との絆で結ばれている私たちは、いつも清らかでとらわれのない日暮らしができます。

    朝にも、夕べにも観音様に祈ります。

    この祈りは私たちに備わる清浄心から発せられるものであり、その心を離れることはありません。

     

    観音様は、大悲闡堤(せんだい)といって、この世の衆生を救い続けるため、決して彼岸へと去ってしまわない菩薩様です。

    成仏しない仏様と言ってよい。それで「南無仏」です。

     

    この世は無常であるのに常と捉え、苦であるのに楽と捉え、定められないものを実体と捉え、不浄なるものを清浄と捉えることを、凡夫の常楽我浄というのですが、とらわれを離れた境地に立った時、否定されていたものが不滅なるものとして生き生きと立ち現れてくる、これが涅槃経などに説かれる常楽我浄です。

     

    経の末尾二句の「心」とは、人間が本来備えている慈愛に満ちた清浄な心、すなわち仏心のことです。

    観音様への願いは欲得からのものではなく仏心から発せられるものであり、そのように願い続けることを誓う言葉です。

     

    衆生に対する観音様の慈悲済度の御心は無量であり、海にたとえられます。

    このようなことから3月11日の大震災慰霊法要では、観音様への祈りの功徳を犠牲者の御霊に捧げるべくこの経の写経をしていただき霊前に捧げました。

     

    平成24年3月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の観音様の朝詣りは午前6時から行います。

     

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。