ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

栃木県宇都宮市の祥雲寺(曹洞宗) | 桜や祭りが名物の寺

新着ブログ

  • 満開を迎えたしだれ桜(花祭り写経会開催告知)

    2019年4月1日

    先週末が大分冷え込んだので少し花開くのが遅れたようです

    今日でほぼ満開ですので今週中が見ごろとなるでしょう

     

    四月八日は花祭り、お釈迦様の誕生日のお祝いとなります。

    祥雲寺では毎年八日に近い土曜日に写経会を行い、大勢でお釈迦様の誕生日の日をお祝いします。

    当日でも参加可能ですのでお時間のある方はどうぞお参りください。

     

    場所:祥雲寺本堂二階

    時間:四月六日(土)午後一時半より

    費用:1500円

     

  • 春を迎えた祥雲寺(しだれ桜開花情報)

    2019年3月24日

    例年は彼岸中日過ぎに開花するのですが今年は少し早まりました

    3月24日午後の開花状況

     

    今年はもう一分咲きくらいになっていますので

    今週末から来週頭にかけてが見ごろになるかと思います。

     

    境内入り口の梅園にて

     

    受戒式、仏教徒としての宗教名「戒名」を授かる式典

     

    建牌式、祥雲寺に入檀し位牌堂にご先祖の位牌を祀る式典

  • 31年3月 朝坐禅会「指月の会」案内

    2019年3月24日

    山本観音堂の御開帳 毎年3月17日 市内山本の恵心僧都観音像の御開帳を行っています。

    先月祥雲寺参拝旅行としてお檀家さん方とミャンマーへお参りしてきました。

    どんな旅行であったかは二つ前の更新での写真や報告をご覧いただくとして、今回の旅行は私にとってとても得る者の大きい、励みになる経験をさせてもらえました。

     

    ミャンマーは永らく仏教徒の国として歩んできました。

    ミャンマー随一の聖地とされるシェンダゴンパゴダはお釈迦様から直接に賜った御髪を納めた仏跡として、つまり由緒としては約2600年前から信仰され続けている場所となるのです。

    この国は決して平和な国と表現できる場所ではありません。様々な動乱があり今なお火種を抱えている場所でもあります。

    それでも尚、人々は真摯に手を合わせ親身に人を遇してくれている。教えを尊んで毎日を歩んでいる。その日々の総算が素晴らしい仏教文化として華開いているのだと思います。

     

    「願わくはこの功徳をもって普く一切におよぼし、我らと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを」

    大乗仏教徒の誓い、いつもお唱えしている普回向の通りに、願わくは私もかくありたい、同じように道を歩みたいとの思いを新たに出来ました。

    また十年もしたら、同じようにお参りが出来るよう企画してみたいものです。

     

                                  祥雲寺副住職 安藤淳之

     

     

    一人で修行を行おうとすると、怠けてしまったり後回しにしてしまい続かない場合もあります。
    ですがみんなで行えば、難しいことでも楽しく行えるはずです。
    この朝坐禅会はそのような場となるよう始めました。
    一日の始まりを迎えるこのひと時、ご一緒に「かろやかに」生きてみませんか?

    日時:3月25日(月)朝6時半~8時(途中参加、途中退出可)ミャンマー参拝の為今回は第三週開催

    6時30分~7時10分(一回目の坐禅)

    7時20分~8時    (二回目の坐禅)

    場所:祥雲寺本堂一階

    用意:身一つで大丈夫です。

    足の組めない方は椅子での坐禅もできます。

     

    注意:初めての方は最初に指導を行います。

    その為可能ならば一回目の坐禅から参加されてください。

    また、祥雲寺では毎週水曜夜6時(第四水曜のみ休み)、雀宮布教所「善応院」にて坐禅会を行っています

  • 平成31年3月 観音朝詣りのお知らせ

    2019年3月17日

    入口の梅園

    そろそろ梅から桜へバトンタッチ

    今日3月17日は山本の観音堂開扉法要 山本の皆さんとお参りをしました。

     

     

    モンゴルの草原で遊牧の羊や牛が、捨てられたビニールやペットボトルなどを食べて排泄が出来ずにたくさん死んでいます。元横綱の朝青龍が先頭に立って浄化運動が始まりましたが、ポイ捨ての習慣はなかなかなくならないそうです。

     この記事を読んで、思い起こすことがありました。私が最初にインドを訪れたのは昭和57年のことです。大正大学教授の北條賢三先生の主催する旅行に参加しました。

     最初の到着地カルカッタは、ものすごい大勢の人々がわめきながら商売をしたり行き交っている、人間のるつぼと表現したくなる町でした。

     ツアーのバスには物売りが寄ってきます。インドに長く留学していた北條先生は、オレンジのような果物をたくさん買って「これおいしいよ」と言ってみんなに配り、一口、二口かじって、ポンと窓の外に捨てたのです。

     私はそれを見て、なんと勿体ないことをするのだと思いました。北條先生も真言宗の僧籍にある方ですから、僧侶として、してはならないことをしているとも思ったのです。

     私のとがめ立てするような視線を感じたのでしょう。北條先生がおっしゃいました。

    「安藤君。いまのはインドでのマナーなんだよ。おいしいものは、道ばたにいる動物たちに分けてあげるんだ。」

     見ると、道ばたには牛や山羊や豚が自由に放されています。それらの動物が食べるのでしょう。紙ゴミもなく意外にもきれいな道ばたです。動物との共生社会、資源循環型社会の有り様を見た思いでした。

     ところが、それから10数年後、平成6年に再びインドを訪れた時には、道ばたの状況は一変していました。至る所にビニールのゴミが散らかっていたのです。

     便利さ故に、ビニールをはじめプラスチック製品がいたるところに使われた結果、動物たちが消化することが出来ないものがゴミとなって大量に残されるようになったのです。ビニールを食べて死んだ動物もたくさんいたでしょう。

     歴史的に積み上げてきた共生社会の美徳も、便利さを提供する現代文明に簡単に毒されてしまう。現代文明の恩恵を享受した私達こそが、毒をなくす努力をしなければなりません。

    平成31年3月15日 宇都宮市東戸祭1-1  祥雲寺住職  安藤明之

    十八日の朝詣りは午前6時から行います。

  • 祥雲寺ミャンマー参拝旅行(2月19日~25日)

    2019年3月9日

     去る2月、総勢17名の団体としてミャンマー参拝旅行に行ってきました。

    今回の旅行はその主目的として

    ・他国の仏教文化を見聞する

    ・第二次大戦時、ビルマ戦線で多数の死者を出した宇都宮の後世の人として慰霊碑に手を合わせる

    (インパール作戦従軍の33師団「弓」は宇都宮を補充担任として多くの方が戦死している)

    ・参拝のみならず、観光を楽しむ

    これら三本柱を中心に企画しました。

     

    今回の旅程では最大都市ヤンゴン、世界三大仏教遺跡に数えられるバガン、少数民族文化の色濃い山岳地インレーを廻ってきました。

     ヤンゴンの郊外には日本人戦没者慰霊碑があり、今も綺麗に整えられ守られています。

    映画「ビルマの竪琴」等でも伝えられる戦争の過酷な惨禍に遭われた人たちに手を合わせてきました。

    そして大戦中日本がこの地で引き起こした戦災を思えば、被害者でもあるのにこのように守り整えてくれているミャンマー人の温かい心根には感謝するより他有りませんでした。

     バガンは千年前の仏教遺跡群の地です。見渡す限りの平野にパゴダ(仏塔)や寺院が林立し、その数は4000を越えるそうです。小さな遺跡は派出所ほどの、大きな遺跡は宮殿ほどもあり、参拝者の讃嘆の声を集めていますが、驚きなのはこれら膨大な数と規模の遺跡が現在も信仰の場として庶民の力により整備され続けていることです。

    枯れた遺跡としてでは無く今も息づく信仰の地として有り続けること、この地の仏教信仰の根強さを改めて感じさせられます。

     インレーは山岳地の湖であり、昔から湖上に家を建て水耕栽培で糧を作っている水上生活民族の土地です。その独自の文化を体験し、水上生活の妙味を一時ながら楽しませてもらえました。

     最後にヤンゴンに戻り、ミャンマー最大の聖地であるシェンダゴンパゴダに参拝しました。

    2600年前にお釈迦様より賜った髪を納めた巨大な仏塔は黄金と宝石で彩られ、参拝者は昼夜を問わず広い境内を埋め尽くしていました。

     

     ミャンマーは国民の八割が仏教徒とされ、その純朴な心根と敬虔な信仰は種々の仏教文化に、なにより真摯に手を合わせる姿にはっきりと表れており、同じ仏教徒として大いに感銘を受けました。

    此度もご参加いただいた方達との海外旅行を、元気に楽しく行えたことを大変嬉しく思います。

    また良いお参りを皆様と出来るよう企画していきたいと思います。

                                         祥雲寺副住職 安藤淳之

祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。