ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

栃木県宇都宮市の祥雲寺(曹洞宗) | 桜や祭りが名物の寺

新着ブログ

  • 本堂改装工事2(本堂内陣の工事準備)

    2009年6月25日

     

    今回の本堂改装工事では複数の工事を一緒に行っています。

    ・外壁の塗りなおし

    ・床暖房の設置

    ・エレベーターの設置

    ・格天井(ごうてんじょう)の作り直し、天井絵の設置

    ・欄間彫刻の設置

     

    この内天井絵は本尊様をお祀りする内陣と呼ばれる場所の天井に入ります。

     

    こちらが現在の祥雲寺内陣、ご本尊お釈迦様です。

    これから工事になる為裏手の位牌堂に遷座して頂き、

    内陣が広々としてしまいました。

    この部屋がこんなに大きかったのかと初めて思いました。

     

    こちらが只今本尊様を御祀りしている位牌堂です。

     

    祥雲寺の本尊様は等身大のお釈迦様ですが

    遷座の際に修繕する必要がみとめられた為

    現在の本堂が完成した際に新しい大きな本尊様の中に収められた

    昔の小さなお釈迦様がお出ましになっています。

     

    内陣の天井部です。

    この格子を取替え、間に天井絵がはめ込まれていきます。

     

    こちらは内陣の東側を飾る一枚彫りの彫刻です。

     

    東と西とでお釈迦様の一代記になっており

    東側は誕生から四門出遊、出家され悟りを開かれるまでが彫られています。

     

    こちらは内陣西側の彫刻です。

    悟りを開かれた後の布教の遍歴、涅槃に入られるまでが彫られています。

     

    正面北側を飾る彫刻です。

     

    左右底辺にお釈迦様の高弟である十六羅漢、全体に五百羅漢が彫られ、

    中央上部に祥雲寺の寺紋である三つ巴、

    中央下部に祥雲寺檀信徒を表す優婆塞(うばそく、男性)優婆夷(うばい、女性)が彫られています。

     

    昭和23年にもらい火ですべてが焼け消えた祥雲寺が見事再建され、現在も存続しているのは

    支え続けてくれたお檀家方あればこそ、との意を込めて中心に優婆塞優婆夷が彫られているのだと教わりました。

     

  • 本堂改装工事1

    2009年6月6日

     

    5月中旬から本堂の改装工事が始まりました。

    月末になりようやく外装の塗り直しをするための足場が完成し

    本堂の外見も大分様変わりしました。

     

    正面口と2階への外階段以外全面覆われています。

     

    覆いの中から撮影。

     

    黄色や赤の落書きのようなものは

    補修が必要なヒビや塗装の浮きを示しているそうです。

    折角ですので足場を上ってこれまで見たことのない天井付近まで行ってみました。

     

    初めて間近に屋根の銅板を見ます。

     

    思いのほか傾斜角が緩やかですので

    ここで酒盛りとかできそうだ、と言ったら同行してた業者さんが大笑いしてました。

     

    正面にかけられた額。これだけ間近に見られるのはおそらく人生でこの時だけでしょう。

    書いていただいた人の名前もはっきり読めます。

     

    額の前に飾られた鳳凰の彫り物。

     

    30年以上雨ざらしの屋根前面に掛けられていた割には殆ど痛んでいない、と

    業者さんも感心していました。

     

    30年前の本堂建設に引き続き、今回も東京の飛島建設に改装をお願いしていますが

    この鳳凰は建設の際に飛島建設で寄贈していただいたものだとのことです。

    彫り物で有名な北陸の井波で作成されたものだそうです。

     

  • 入り口横の小山、補強工事開始

    2009年6月6日

     

    以前三月ごろこちらでも書きましたが

    正面入り口横にある33観音霊場の終わり3札所が祭られている小山の崖が

    夜中崩落しました。

     

    ようやく5月の末から崩落した石の撤去と崖の補強に着手し始めることができました。

     

    重機でもなかなかどかせられないので

    くさびを打ち込んで小さくしながら引き落としていきます。

     

    今の祥雲寺本堂が建っている場所は昔は山でした。

     

    昭和23年祥雲寺がもらい火で火事になり、

    昭和50年ごろ山を削り、平地にした所に本堂を再建したのです。

     

    境内の幾つかの個所には当時削り取った後の地層がむき出しで残っています。

    その為昔何度かあった化石ブームの際、地元の子供が化石の採掘にたくさん訪れたそうです。

    まったくの想定外でしたが、当時彫りこまれた箇所が今回の崩落の原因だとか・・。

     

    今は殆ど埋まってしまいましたが崩落個所の下にかなり深く彫りこまれた箇所がありました。

    いや何事も侮れないものです。

     

    この小山自体大分もろい個所が目立つ為、これを機会に全体を補強することになりました。

    全体を石で覆い、ピラミッド状にして出っ張りを削って城の石垣みたいに囲ってしまう様です。

     

    石屋さんの手が空いている際に少しずつ進めていくことになるので完成は来年になります。

    職人さんの腕は確かですので完成が今から楽しみです。

     

  • 第二回フラワーアレンジメント教室開催(5月20日)

    2009年5月28日

     

    今年4月から祥雲寺フラワーアレンジメント教室が始まりました。

    祥雲寺本堂の一階待合室を利用して行います。

     

    最初に先生から黒板を使って花材と活け方の説明がありました。

    皆熱心に聞き入ってます。

     

    先生は宇都宮市のフラワーショップ花亀の亀井友子さんです。

    地域の集まりなどでも講座を持ち、多くの方にアレンジメントの仕方を教えているそうです。

     

    オアシス(花を活ける土台のスポンジ)に花をさす為には斜めに切ることが重要になります。

     

    今回は2回目ということもありまず「縦に活ける」練習から入りました。

    黒板でさす順番と長さの説明をしてもらい、皆さん席に戻って活けはじめます。

     

    きれいな花を前にして、気分は華やいでいました。

    バランスを考えながらの作業は真剣そのものです。

     

    挿す最初にまず一番ポイントになる花を選び、中心に挿します。

    この花をフォーカルポイントといい、全体の色彩やバランスの中で中心点となりうる花を選びます。

    今回はひまわりで挑戦しました。

     

    同じ主題で取り組んでも、やはり人によりそれぞれ出来上がりに個性が出ます。

    全体として、夏を意識して涼しさを感じられる活け方になりました。

     

    フラワーアレンジメント教室は月一回第二水曜日午後に開催しています。

    次回は6月10日になりますが、参加はお檀家さんに限ったものではないので

    多くの方の参加をお待ちしています。

     

  • 本堂改装工事開始(5月18日)

    2009年5月27日

     

    5月も半ばを過ぎすごしやすい季節になってきました。

    境内の木々も萌ゆる時節を過ぎて、いよいよ緑濃く鮮やかに色づきました。

     

    天然記念物しだれ桜(5月)

     

    開花の時期はあれほどに人目を引いたのに、この時期になれば落ち着いたものです。

    少し前と比べても大分葉がしっかりとつくようになりました。

     

    境内33観音霊場札所内、28番さんです。

    この時期日中は木陰に入るのでいつでも涼しげです。

     

    後ろに見えるのが祥雲寺本堂です。

    落慶してからおよそ30年ほどが経ちました。

     

    何度か外壁の塗り直しを行いましたが、また痛みがひどくなってきたので

    今月18日より再来月7月の頭までの期間で、外壁補修工事を行うことになりました。

     

    こちらは本堂一階西側の渡り廊下出入り口です。

    この改装工事に合わせてついでにエレベーターの設置工事も行います。

    車いすでお参りや法事に来られた方も、これで楽に2階本堂までお参りできるようになります。

     

    こちらは2階西側ウィング。ここの床を抜いて鉄骨を入れ、エレベーター設置の基礎工事を行います。

     

祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。