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第25回仏教を知る会(4月29日)
2009年5月18日祥雲寺婦人会では毎年春と秋の年二回、「仏教を知る会」として勉強会を開催しています。
発端は「何故ホテルなどには聖書はあるのに仏教に関するものはないのだろう」という疑問から
仏教を分かりやすく勉強していこう、という会が始まったとのことです。
最初の頃は仏教伝道協会で出版している『仏教聖典』を皆で読み合わせていましたが、
今は午前に住職による『修証義』の解説、午後は外から講師を招いて様々な催しを楽しむ会として運営しています。
会を始める前に最初に仏さまへのお参りをします。
般若心経を読むのですが、長く参加してる人も多いので
なかなか堂に入った読経になります。
午前中は住職による『修証義』の解説になります。
『修証義』は曹洞宗の道元禅師が
自らの禅の思想をまとめた書物『正法眼蔵』から
檀信徒に分かりやすい形で読めるように、と重要な部分を抜粋して編纂されたものになります。
法事の際に読むことが多いのですが、やはり分かりにくいという声があがることからこの機会に解説を行っています。
今回はこの『修証義』の第4章から「布施」ということについての解説になりました。
午後は講師を招いての催しになります。
こちらはなにも仏教に限ったものではなく、植木屋さんや養蜂業者のお仕事の話を聞いたり
漫談士による相撲甚句を楽しんだり、と毎回様々な催しを企画しています。
今回は財団法人日本さくらの会会員の望月芳雄さんに「千年桜」と題して桜についての話をしていただきました。
望月さんは開花時期になると日本全国を飛び回り、各地の樹齢300年以上の銘木を撮影して回っています。その際に祥雲寺に来られたことから縁を持ちましたが、今回はその各地で撮影した桜の銘木を題材にお話しいただきました。
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4月25日 わんぱくくらぶタケノコ掘り会
2009年5月18日祥雲寺の坂を下ると道路の向かい側には昭和小学校があります。
昭和小には様々な学外活動を行うわんぱくくらぶという会がありますが
今日はわんぱくくらぶの子供たちがたけのこ堀りに挑戦に来ました。
低学年の子も頑張って掘っています。
寺の裏手側には山裾にそって小さい竹林がありますが
小さいながらもこの時期はたくさんのタケノコが生えてきます。
収穫物を手にニッコリ。
周りに田んぼや畑が殆どなくなってしまったからか
土いじりの経験がなかった子が大分はしゃいでいました。
総出で収穫したタケノコの皮むき。
皮をむいたあとあく抜きをして、皆で取れたてを頂きました。
最後に皆で集合写真。
あいにくの雨でしたがわんぱくっこはどんな時でも元気元気、始終笑顔でした。
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祥雲寺四国八十八札所巡礼参拝(4月20日~23日、4日目)
2009年5月18日今日も天気は快晴。
旅行4日目ということもあって皆さん疲れが出てくるかと思ってたら
皆ますます元気になってました。
お参りのために歩いて登って、移動のバスでよくしゃべって休んで、
美味しい食事を楽しく喋りながらとる、と元気になる要素がすべてそろってしまったので
家にいる時よりも健康になってしまったよ、と参加者最高齢のおばあちゃんが笑っていました。
最終日は室戸岬から高知市まで26番~30番のお寺をお参りしました。
上の写真は27番神峯寺の山門です。
海辺から1~2時間山道を登って到着するお寺ですが、
今はタクシーで頂上近くまで送ってもらうことができます。
四国八十八札所は境内がよく手入れされている所が多く、
ここも藤がちょうど見ごろで素晴らしかったです。
藤棚からさらに登って本堂にお参り。
上りつかれた人のためにベンチが備えてあるのが嬉しいです。
四国らしい日の強さはあっても暑すぎず、風の涼しい緑鮮やかな良い時期にお参りできました。
お昼は民宿で取りました。
茶そばもカツオのたたきも美味しかったのですが、それ以上にこの後に出たケーキが美味しかったです。
今日は参加者の一人の誕生日で、朝それを聞いて昼食時になにか用意できないか思案していたのですが、最初に無理だと言われたケーキが用意されていて発案者もびっくりしました。
料理ケーキ給仕と大変良くしてもらったのでお礼を言いに行ったらお土産に全員分の黄金柑までもらってしまいました。感謝感謝です。
28番大日寺への坂道。お昼を食べてすぐなのに坂道を皆軽々と登っていきます。
元気なのは大変良いのですが、よさそうなお土産屋さんを見つけるたびに全員で突撃してしまうのはスケジュール的になかなか苦しかったりもしました。
29番国分寺本堂へのお参り。
少し日差しが強かったのでお肌の心配をする人は木陰に退避しつつ読経。
29番は田んぼの中にあるお寺ですが、風除けの林がよく手入れされていて静謐な雰囲気の境内になっていました。
落ち着いた雰囲気が素晴らしかったので大師堂お参りの後2分ほど立ったままで座禅(?)の時間をとりました。
時間に余裕があれば10分くらい取りたかったですが、それでも林を抜ける風の音が心地よかったです。
高知市街の30番をお参りして第一回の札所参拝は終了、ということで
最後のお土産購入時間になりました。
我ながら四国経済によく貢献できたのではないか、と思います。
高知空港から羽田に飛んで、バスで一路宇都宮へ。
この参拝がひと月後だったら、と考えるとますます良い時期に恵まれたのだと思います。
お遍路は「御蔭様で」を知るお参りだ、とは言いますが
沢山の縁に恵まれたよい参拝になりました。
次回は秋か来年の春になるか検討中ですが、また良い参拝になるよう頑張りたいです。
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祥雲寺四国八十八札所巡礼参拝(4月20日~23日、3日目)
2009年4月30日今日は朝から快晴、清々しい一日の出だしになりました。
昨晩は21番札所太龍寺麓のロープウェー駅の近くに宿泊したので
朝食後直ぐにロープウェーに乗車しました。
流石に日本一のロープウェーと称するだけあって
かなりの広さと抜群の眺望が楽しめました。
この手のものに乗るときにはしゃぎたくなるのは老若男女違いはありませんね。
絶景かな絶景かな。
左手側には遠く海も望める眺望は、まさに絶景。
太龍寺大師堂、以前来たときは夕暮れ時の雨上がりだった為
こんなに風光明美なところだったとは思いませんでした。
朝一で来た為人も殆どいなく、気持ち良いお参りができました。
山の上なので下よりは開花時期が遅れているとのこと。
今日は21番~25番と時間制約があまりないためゆっくり境内を散策できました。
23番薬王寺本堂にお参り。
薬王寺は室戸岬の東側にある漁港の町のお寺です。
立地からして町と寺が不可分であったことが見て取れる、伽藍のよく整備された寺院でした。
寺裏手の斜面に建てられた宝塔の上で記念写真。
結構階段を上るので希望者だけ上りましょう、と言ったら
半数以上来ました。高齢者の多い旅行3日目なのに皆元気です。
3日目最後のお参り。
こちらも23番と同じく漁港の中心に立地。
階段中央にある中門内の鐘鼓楼。お寺の前に開けた町に向けて音がきれいに抜けていきます。
今回の参拝旅行最後の夜なので軽い宴会になりました。
今回この上なく順調に回れたので皆すこぶる上機嫌です。
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祥雲寺四国八十八札所巡礼参拝(4月20日~23日、2日目)
2009年4月29日二日目も初日に引き続き雨の予報でしたが、少しぱらつく程度で朝からほぼ晴れ。
今回は天気以外でも全般通して巡りあわせがよく、まさにお陰様でとしか言いようのない良い縁に恵まれました。
二日目最初のお参りは11番藤井寺。
ここは遍路ころがしとして最も有名な12番焼山寺までの山道の起点でもあるので
山越え用の重装備のお遍路さんを多く見かけました。
何せ複数の峰を越えて12キロ6時間以上の山道を踏破する必要があるため
ここは歩き遍路の続行を断念させてしまう難所「遍路ころがし」として有名な場所でもあります。
また藤井寺はお大師さん自らが植えたとされる藤の花でも有名な場所です。
ちょうど良い時期にお参りできたようで、満開の藤が迎えてくれました。
12番焼山寺に到着。バスとタクシーを駆使して山道は歩かずに済みましたが
長い参道と最後の階段が立ちはだかります。
頂上でバスガイドさんが差し入れてくれた梅干しが疲れを吹っ飛ばしてくれました。
12番さんのお参り終わって四国名物うどんの昼食です。
おかわり無制限ということでお店の女将さんフル回転。美味しかったです。
私は6杯でギブアップしましたが、以前学生の団体が来たときは
60人ほどの団体に700杯のうどんがはけたとか。
シャナの花が12番までの参道をきれいに飾ってくれてました。
19番さんの門前商店にて。
ネコの置物かと思ったらポージングをしたネコさんでした。
本来は二日目は11番から19番のお参りまで、の予定でしたが
明日のスケジュールに余裕を持たせる為20番まで足を延ばしてみました。
お遍路の納経所は時間に厳しく銀行並みに定時でシャットアウトしてしまうことで有名ですが、添乗員さんの交渉(泣き落とし?)が功を奏して5時ぎりぎりでもお参りできました。
閉まる時間帯で登ったため他の人が殆どいなく、
夕方の傾いた日が雨上がりの山門を美しく照らしてくれています。
雨上がりの霧が余人のいない山門境内を薄っすらと覆い、
玄妙な趣を感じさせるお参りになりました。