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8月7日は初盆施餓鬼会
2009年8月12日もうじきお盆を迎える時節になりました。
お盆というのは新暦の7月に行われたり、月遅れで行われたりすることが一般的ですが、
もともとは仏教の経典にも出てくる斎日です。
インドでは、4月ごろから7月ごろにかけて雨が多い季節となり、
お釈迦様の時代からこの時期を「雨安居」と言って
仏教徒は外出を極力せずに集中して修行生活をする時期としてきました。
この修行生活が終わる7月15日、お釈迦様は供養の為に集まった人々に
この修行を終えたお坊様たちに心をこめて供養するように勧め、その功徳は計り知れないとお説きになりました。
この習慣がやがて、今は亡き先祖や様々な仏様に供養する「お盆」として定着したということです。
祥雲寺では毎年8月7日を、今年初めて初盆を迎える方にお迎えの仕方を説明し御供養を行う
初盆施餓鬼会の日としてきました。
こちらは祥雲寺の施餓鬼棚、一般で言うところの精霊棚になります。
この一年で亡くなられた方の位牌をお祀りし、供養を行います。
まず午前中に初盆を迎える方たちにお迎えの仕方や心構え、精霊棚の作り方の説明をします。
建物の中にいても暑い時期なので扇風機を回しますが、それでも暑い人のために団扇を配布しています。
お昼は皆さんそろって精進料理をいただきます。
不思議なことに粗食というのは、畏まって食べる方がよりおいしく感じられるものだったりします。
午後に入り供養の施餓鬼会となります。
縁のあるお寺様方に御助力頂き、鉦や太鼓を鳴らして盛大に始められます。
こちらは祥雲寺梅花講の皆さま。
施餓鬼の進行に合わせて御詠歌を唱えて頂きます。
最後に焼香をして施餓鬼供養の終わりとなります。
例年はこの後に卒塔婆をお渡しして解散なのですが
今年は改装された本堂の中をご覧になっていただきました。
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べんてん祭り開催!
2009年7月22日毎年7月7日はたなばた祭りです。
祥雲寺ではこの日に合わせてべんてん祭りを行っています。
七福神唯一の女性でもある弁才天(弁天様)は音楽文学技芸の神様として、古くから信仰されている神様です。
毎年この日の夜は織姫と彦星による逢瀬の夜となるはずですが、ここ数年好天に恵まれたためしがありませんでした。
例によって予報では雨となっていましたが、ぎりぎり晴れと曇りの間くらいにはなってくれました。
庫裏の裏手にある弁天堂です。
祥雲寺の弁天様は、もともとは昔門前の沼地に祀っていましたが
昭和29年境内に移し、以来毎年この日に大祭を行ってきました。
べんてん祭りの前にまず羅漢様の点眼式から行っています。
祥雲寺羅漢の会(石彫会)で彫られた羅漢様は毎年二回、夏と冬に点眼式(魂入れ)を行ってから
羅漢渓に安置されています。
洒水散華して場と像を清め、点眼を行います。
いよいよべんてん祭りの開催です。
最初に御詠歌講の人達の御和賛(合唱)から始まり祈祷の太鼓による読経、焼香と洒水へと続きます。
焼香と同時に清めの灌頂洒水を行い、厄や障りを流して(厄難消除)今後の無事を願います。
法要が終わったあとは毎年すり鉢灸を行っています。
法要に使った線香を種火にして火をおこし、すりばちにもぐさを盛って頭にお灸をすえます。
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本堂改装工事6(欄間彫刻の設置完了)
2009年7月16日工事も殆どの工程で完了が近くなりました。
数日かかった彫刻絵設置工事も無事完了しました。
手前側に12の干支、一つ内側に曹洞宗の両祖様の一代記、仏様の部屋の前には獅子と鳳凰の彫刻が入りました。
エレベーターの設置工事もほぼ完了。
法律に合わせるためエレベーター単独で耐震性を確保する必要性があったので鉄骨でしっかり囲われたつくりになりました。
天井絵の設置工事中。
前回の更新で引っぺがしたコンクリートむき出しの天井に
志賀建設で作り、漆を塗ってもらった格子を組み立てて絵をはめ込んでいきます。
下から見上げるとなかなか面白い写真になりました。
完成した天井はやはり寄付していただいたお檀家さん達にまずお披露目をするべき、とのことで
8月29日の祥雲寺施餓鬼会の際に落慶式を並行して行うことになります。
その為完成写真も施餓鬼会が終わってから掲示したいと思います。
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本堂改装工事5(天井絵設置工事の開始)
2009年7月1日内陣(仏様をお祀りする場所)に足場が組まれています。
いよいよ今回の工事のメインでもある天井絵設置工事も本格的に開始となりました。
見づらいですが格天井の格子の間にベニヤ板がはられているのが見えます。
まず最初にはられていたベニヤ板をはがし、ペンキで塗られただけの格子を解体して
きちんと漆で塗られた格子を設置していきます。
今回の工事にあたって、福井あわら温泉にある宮大工の志賀建設さんに来ていただきました。
志賀建設の作業場風景。
こちらの方で格子が作られました。
作業場で削られた格子に漆を塗っています。
ほこり厳禁の場所ですので遠くから撮影させてもらいました。
こちらがすでに塗り終わり、乾燥させているパーツです。
きちんと日数を置いて乾燥させないといけない為
工期をきちんと計算して行わなくてはいけない大切な工程、とのことです。
格子が取り除かれ、きれいさっぱりしてしまった天井部。
これからここに新しい格子がはめ込まれていきます。
乾燥が終わり、北陸から輸送されたばかりの格子が組み立てられていきます。
約一週間で完成するそうです。
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本堂改装工事4(欄間彫刻の設置工事)
2009年7月1日工事も佳境に入り欄間の設置工事と天井絵の設置工事がほぼ同時に始まりました。
約30年前、祥雲寺が再建された際に本来本堂で最も荘厳(飾り付けをし場を整えること)に気を遣わなくてはいけない
内陣(仏様をお祀りする部屋)の天井がベニヤ板のまま結局手つかずになっていました。
3年前にこの内陣天井に絵を入れ、仏様への荘厳を完成させようとお檀家さん方に寄付を募りましたところ、当初の予想を大きく
超えて沢山の寄付を寄せてくださいました。
折角の寄付ですので予算を超える分で
彫刻で有名な北陸井波の職人さんに欄間彫刻をお願いし、
3年がかりで完成した彫刻が今回設置されるに至りました。
大間(仏様をお祀りする内陣の正面側)上部から設置が始まりました。
南側の土間が諸々の工事の職人さんたちでごったがえしています。
左側に欄間彫刻がとりあえず置かれています。
こちらは南側に一列に設置される干支の彫刻になります。
井波でもこれだけの彫り物は久しぶりだということで地元のTVでもお仕事が取り上げられたそうです。
大間の南側には曹洞宗の両祖道元禅師と瑩山禅師の一代記の彫刻が並びます。
この写真は道元禅師が唐に渡り、老典座(調理を担当する修行僧)に諭される場が彫られています。
余談ですが今年の春先に上映されていた映画「禅ーZEN」でもまさにこのシーンが演じられていました。
昨年栃木のお寺で撮影されていた際、私も一修行僧役としてお手伝いしてきました。
大間の欄間が設置完了しました。
両側に獅子が、中央に鳳凰が彫られています。
続いて南側の設置に取り掛かっています。
工事が大分続いているので本堂の中が大分ほこりっぽくなってしまいました。