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令和元年9月 朝坐禅会「指月の会」案内
2019年9月15日仏法僧「三宝」上記の「仏」「法」「僧」とは三宝と呼ばれる、仏教徒の帰依信仰を表す言葉です。日本で最初に仏教を広めようとした聖徳太子は「篤く三宝を敬え」と憲法十七条に書かれました。この三宝を信仰する功徳をある老師がお話しされた内容が素晴らしかったので、あいまいな又聞きながらこちらで紹介します。かつて老師が結婚式の導師を勤め、その披露宴の席でされたお話です。「今日このお二人は仏前で三宝に帰依し夫婦の誓いを交わした。お二人は必ずや幸せになるであろう。何故か?三宝に帰依することを誓われたからである。三宝とは何か?仏と法と僧である。仏とは何か?仏とは光じゃ。この全てがうつろう無常の世の中でお釈迦様は心の平安を体現され、それを誰しもが成しえる道を示して歴代の祖師方が続かれた。仏に帰依する誰しもが迷いを払って仏となりうる希望の光を示されたのじゃ。法とは何か?法とは正しさじゃ。この全てがうつろう無常の世の中で迷ったときに道しるべとなる正しさをお示しになられた。たとえ人生の暗がりに迷うともこの正しさをともし火とするなら迷いを離れることができるのじゃ。そして最後の僧とは何か?これが一番肝心なのじゃ。僧とは仲良さじゃ。違う生き方をしてきた二人が共に生活するならば、時には互いの正しさがぶつかり合う時もある。そんな時には互いの正しさを一たび収めて認め合い許しあう「仲良さ」が、和が大切になるのじゃ。この仏法僧の三つを三宝という。この三宝は如何なる宝にも勝る優れたものである。世間一般に宝という金銀財宝は、あれば生活を豊かにするのであろうが、時に自分や他人の欲望を呼び起こして不和のもととなり、また盗まれるのでは、等と思って疑心暗鬼の種や時には重荷ともなる。世間の宝は心の平安を生みはしないのだ。しかしこの三宝はそのような欲望も起こさず悩みの種ともならず、またそれでいてこの三宝に依って生きるならば必ずやよき人よき夫婦となり、その周りには良き和が生まれて幸せとなるであろう。これほどの素晴らしいものを宝と呼ばずして何と呼ぶ?故に三宝と呼ぶのじゃ。今日お二人は三宝に帰依し夫婦の誓いを交わした。是非とも教えをもとに、素晴らしい家庭を築かれていただきたい。」祥雲寺副住職 安藤淳之一人で修行を行おうとすると、怠けてしまったり後回しにしてしまい続かない場合もあります。ですがみんなで行えば、難しいことでも楽しく行えるはずです。この朝坐禅会はそのような場となるよう始めました。一日の始まりを迎えるこのひと時、ご一緒に「かろやかに」生きてみませんか?日時:9月16日(月)朝6時半~8時(途中参加、途中退出可)
6時30分~7時10分(一回目の坐禅)
7時20分~8時 (二回目の坐禅)
場所:祥雲寺本堂一階
用意:身一つで大丈夫です。
足の組めない方は椅子での坐禅もできます。
注意:初めての方は最初に指導を行います。
その為可能ならば一回目の坐禅から参加されてください。
また、祥雲寺では毎週水曜夜6時(第四水曜のみ休み)、雀宮布教所「善応院」にて坐禅会を行っています