ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

宇都宮 座禅 宇都宮 座禅会 | 30年6月 月例早朝坐禅会「指月の会」案内

座禅会の記事

  • 30年6月 月例早朝坐禅会「指月の会」案内

    2018年6月24日

     

    戒は第一安穏功徳の所住所たることを

    「遺経」

     

    先日永平寺にお檀家さんとお参りしてきました。

    私が修行していたのは平成14年ですからもう15年も昔のことになってしまいましたが、時を経ても変わらず有り難いところだなぁ、との思いを強くしました。

    それは、志乏しく修行に入った私のようなものであっても、この道をゆく素晴らしさを教えてくれた、仏道を学ぶ(真似る)場として最上の所であるからです。

     

    仏教は業を教えの根幹に据えています。

    業とはすなわち習慣です。

    悪いことによらず良いことを行い、心を浄めていく、これが仏教ですと古人は言いました。

    日々の行いが人間を形成していくのだから、意識的に善業を行っていればその習慣が身について良い方向へ導いてくれる。

    悪いことをしないように心掛けて行えば、その習慣が身について悪い方向から離れてくれる。

    そうすることで自らの内面をよりよく整えていくことができる。

    歴代の祖師方は様々な難しい言葉を用いつつも、その根底には必ずこの考えが仏教にはあります。

     

    良いことを意識せずとも行えるように、仏教には戒という決まりごとがあります。

    曹洞宗では道元禅師がまとめた十六浄戒をたてていますが、禅宗寺院ではこの戒を根底に据えた清規という生活規範を基に修行を行っています。

    永平寺では一挙手一投足、食事の作法風呂の作法寝る作法までが決まっています。

    慣れるまでは大変息苦しく辛いものですが、これが慣れてしまうと不思議と落ち着く、安定した心持ちに導いてくれると感じられるのです。

    砕けた言葉で言うならば、お坊さんらしさを身に着けることで、内面もお坊さんらしく落ち着き整っていったのです。

     

    15年前、私の僧侶としての土台、根っこはこの場所で築かれました。

    時を経ても教えは色褪せず、同じ道を今なお歩んでいます。

     

    祥雲寺副住職 安藤淳之

     

     

    一人で修行を行おうとすると、怠けてしまったり後回しにしてしまい続かない場合もあります。
    ですがみんなで行えば、難しいことでも楽しく行えるはずです。
    この朝坐禅会はそのような場となるよう始めました。
    一日の始まりを迎えるこのひと時、ご一緒に「かろやかに」生きてみませんか?

    日時:6月25日(月)朝6時半~8時(途中参加、途中退出可)
    6時30分~7時10分(一回目の坐禅)
    7時20分~8時    (二回目の坐禅)

    場所:祥雲寺本堂一階

    用意:身一つで大丈夫です。
    足の組めない方は椅子での坐禅もできます。

    注意:初めての方は最初に指導を行います。
    その為可能ならば一回目の坐禅から参加されてください。
    また、祥雲寺では毎週水曜夜6時(第四水曜のみ休み)、雀宮布教所「善応院」にて坐禅会を行っています。

曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
栃木県宇都宮市にある曹洞宗 戸祭山 祥雲寺は宇都宮駅からのアクセスも抜群で自然豊かな環境が参拝者に人気のお寺です。
天然記念物にもなっている老樹の枝垂れ桜や、べんてん祭りの時期には県内外から多くの方が訪れ賑わっております。
伝統や文化を大切にしながらも新しい試みや企画も行っていきますので、お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。


【アクセス】
・宇都宮駅から徒歩26分、車で5分
・宇都宮駅西口からバス(県庁・戸祭台循環)9分、昭和小学校前バス停下車徒歩1分
・東武宇都宮駅東口から徒歩5分、県庁前バス停から4分、昭和小学校バス停下車徒歩1分
・栃木県庁や宇都宮競輪場から徒歩で5,6分

〒320-0054
栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
TEL:028-622-5719
FAX:028-622-5866
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。