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30年7月 朝坐禅会「指月の会」案内
2018年7月19日いかなるところにも塔を建てて供養すべし、故は如何、正に知るべし、このところは即ちこれ道場なり。
「神力品」
来年二月にミャンマー参拝団体旅行の企画をしています。
二年前にインドにお参りして、仏跡にたくさんの国の方がお参りしているのを見ました。
洋の東西、文化人種を問わず、同じようにお釈迦様の教えを尊ばれていて、今日同じように仏跡に手を合わせている、歴史の大きな流れや仏教の懐の深さというものを感じるように思います。
そしてやはり、東南アジアの国々から来られている方はとりわけ多く、熱心に礼拝をされていらっしゃいます。
この方達の信仰、仏教文化を見聞きしてみたい。それは多くの気づきを私たちに教えてくれるものとなるはずだろう、そうした思いを強く持ちました。
ミャンマーの仏教文化というと「パゴダ」と呼ばれる仏塔の林立する姿が観光パンフレットなどでも多く取り上げられます。
塔は仏教のシンボルです。お釈迦様は遺骨を塔に祀られ、上記の経典でも仏教徒はどんなところでも塔を祀り精進に励みなさい、と書かれています。
先日映画の「ビルマの竪琴」を見て、作中で水島上等兵を看病した老僧が
「ここは仏の国じゃ、旗の色が変わろうとも何も変わらない。勝つも負けるも意味がないとなぜわからない」といったことを教え諭していました。
仏教は「無常」を大前提としています。
この世の全ては移り変わり、留まることはなくそのままであってほしいと願ってもかなうことはない。
そしてその中で、人はどう生きたら安心をすることができるのかを説くのが仏教です。
変わっていく世界の中で、変わることのない尊さ。
ミャンマーの人たちはそれを目に見える形にしようとして、仏教のシンボルである塔「パゴダ」を作ったのではないか。
その心根が表れているからこそ、パゴダは白く壮麗な姿で分け隔てなく参拝者を迎えているのではないだろうか。
そんな感想を持ちました。
参拝の為、またかの地で戦没した方たちの慰霊の為、そして楽しい思い出となる様観光の為旅行の企画を練っています。
大勢の方の参加をお待ちしています。
祥雲寺副住職 安藤淳之
一人で修行を行おうとすると、怠けてしまったり後回しにしてしまい続かない場合もあります。
ですがみんなで行えば、難しいことでも楽しく行えるはずです。
この朝坐禅会はそのような場となるよう始めました。
一日の始まりを迎えるこのひと時、ご一緒に「かろやかに」生きてみませんか?日時:7月23日(月)朝6時半~8時(途中参加、途中退出可)
6時30分~7時10分(一回目の坐禅)
7時20分~8時 (二回目の坐禅)場所:祥雲寺本堂一階
用意:身一つで大丈夫です。
足の組めない方は椅子での坐禅もできます。注意:初めての方は最初に指導を行います。
その為可能ならば一回目の坐禅から参加されてください。
また、祥雲寺では毎週水曜夜6時(第四水曜のみ休み)、雀宮布教所「善応院」にて坐禅会を行っています。