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五月 朝詣りのお知らせ
2026年5月17日アメリカとイスラエルによるイラン攻撃が始まって一ヶ月を過ぎました。
テレビでよく流される映像に、気になるというより忌まわしく思えるものがあります。
それは、空中からの撮影で、まず爆撃の目標の建物が写って、次の瞬間木っ端微塵になる映像です。
アメリカの国防総省あたりが提供しそれを世界のメディアが放映しているのでしょう。だいぶ昔のアメリカのイラク侵攻の時にも同じような映像が流されていました。
確かに戦果を伝えるのにはわかりやすい。
国防総省の軍人達は戦果として誇らしく思っているのでしょう。
しかし吹き飛ばされる建物の中には人がいるのです。
軍事目標にいるのだから殺すのは当然というのでしょうか。
しかし、容易に人の死を想像できる映像を茶の間で眺めることに罪悪感さえ感じます。
トランプ大統領は、長い歴史を持つ文明が滅びるのを世界の人は見るだろうと言い放ちました。
旧約聖書には背徳と淫蕩の町ソドムを、神が天から硫黄と火を降らせて滅ぼす物語が出てきます。
キリスト教徒を自認する彼は神になったつもりなのでしょうか。根底には異教徒、異なった思想に対するものすごい偏見を感じます。
ベネヅエラの漁船が麻薬密輸船とされて、空からの攻撃で、洋上で木っ端微塵になる映像も流れました。
普通の漁船かもしれないし、全員が麻薬関係者とは言えないのではとの記者の質問に対し、麻薬が船にある証拠をつかんだから船ごと破壊したのだと政権高官が発言しました。
ヨーロッパ中世の異端審問で、無実の人もいるのではという部下の問いに、審問官が「全部殺せ。間違っていても神が天国に行くか地獄に行くかを決めてくださる」と言い放った話を思い出します。
絶対神を立て、この世界の万物をランク付ける。
そのような思想の危険性が、今、目の当たりに現われているように思えます。
一切有情悉有仏性。
この世にあるものすべて仏のあらわれであるという絶対平等の精神が今程必要な時はありません。
令和8年5月15日
宇都宮市東戸祭1-1 祥雲寺東堂 安藤明之
十八日の朝詣りは午前6時から行います。
