ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

曹洞宗 栃木県宇都宮市の祥雲寺(曹洞宗) | 桜や祭りが名物の寺

曹洞宗

  • 令和4年4月 朝坐禅会「指月の会」案内(4月25日朝6時半より)

    2022年4月23日

    花祭り坐禅会

    花御堂(誕生仏を祀り甘茶を潅ぐ花飾りのお堂)を中央に皆さん坐禅を修行しました

    合間に黒羽大雄寺様の法話をお願いしました。

    この座禅会を始めて七周年となりました。

    大難の時であるからこそ、足下をしっかりと見定める時でもあろうかと思います。

    初心を思い返し、最初の文章を今年も再掲します。

     

    お前の苦しみを、じっと見つめてみよ。

    誰々にののしられた、誰々により損害を受けた、

    誰々に手ひどく負かされた、誰々に盗まれた、

    という思いを抱いてはいないか。

    その思いがすでに怨みであると知りなさい。

    怨みを抱いた人生は重いものだ、安らぎというものがなくなってしまう。

    いっさいの怨みを棄てよ。

    今まで抱いてきたあれこれの思いをさっぱりと棄てよ。

    棄てれば、必ず軽くなる。

    棄てて、かろやかに生きなさい。

    ― 『スッタニパータ』第一章 ―

     

     

    静かな所で何をするでもなく落ち着いて瞑想をすることで心身の調子が整う、という事は昔から広く知られ、行われてきました。

    近年では科学的分析により血圧が下がる、海馬の機能が促進され脳内の情報整理がされる、精神安定に重要な働きをするセロトニンの生成が促される、等の効果が確認されているそうです。

    しかし坐禅は、これらの効果を内包しながらも、何も求めないで只ひたすらに坐る事こそ最上のものである、と伝えられてきました。

     

    私はそれは、「軽くなる」からだと思います。

     

    人間生きていれば百人百様、様々な想いやしがらみを背負っているはずです。

    古人は人生を「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し」と形容したそうですが、時には荷を下ろし、わが身を見つめ直す時間こそ忙しい現代人に必要な物だと思います。

     

    一人で行おうとすると、怠けてしまったり後回しにしてしまい続かない場合もあります。ですがみんなで行えば、難しいことでも楽しく行えるはずです。

     

    この朝座禅会はそのような場となる様発起しました。

    皆さんと行うこの坐禅の一時が、「軽やかな」時間となることを願います。

     

    祥雲寺副住職 安藤淳之

    当分の間は6時半開始、一炷(坐禅一座)のみとなります。

    初めての方は15分前に来てください。

    次回は5月23日となります。

    また、雀宮善応院坐禅会は第四水曜日以外毎週行っています。

  • 令和4年4月 観音朝詣り

    2022年4月16日

    入口に咲く白梅

    花祭り写経会

     

     ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でオンラインの演説をしました。

    ロシアのウクライナへの侵攻を受けての支援要請ですが、大多数の国会議員から賞賛の声が上がり、視聴した国民にも感銘を与えました。

     

     戦争を始めたロシアのプーチン大統領に対する非難の声は世界中でたいへんな高まりです。

    ウクライナが善、ロシアが悪という色分けがはっきりしています。

    しかしそのような見方、考え方でいいのでしょうか。

     

     戦争開始直前のプーチン演説の全文を読みました。

    ロシアがNATO諸国の攻勢に追い詰められていることと、ウクライナがロシアにとっていかに大切かを説き、今行動しなければならないと訴えています。

    これはかつてABCD包囲陣に直面し、国の生命線とした満蒙を防衛するため戦線を拡大し、太平洋戦争に至った日本に似ているように思えます。

    ロシアでも、戦争に反対する少なくない人がいますが、国民の大多数は侵攻を支持しています。

    それが国の正義であると受け止められたからです。かつての日本もそうでした。

     

     ウクライナ側は「団結しなければ殲滅させられる」という言葉に端的に表わされる必死の防衛戦争です。

    国民にとって正義は我にあります。

    「武器を捨てて交渉の道を取れば多くの国民の命が救われる」と言った日本人がいましたが、それは部外者のふざけた言葉にしかならないでしょう。

    戦争はそれぞれにとっての正義と正義のぶつかり合いです。

    そして正義のためなら非人道的な行動も許されてしまいます。

    ロシア軍が使用したと非難されているナパーム弾もクラスター爆弾も、それを開発し、日本やベトナムやアフガニスタンで雨降らしたのは米国であることも忘れてはなりません。

     

     現在は市民虐殺など、ロシアの残虐行為が非難されていますが、もしも形勢逆転したならばウクライナ在住の親露派に同じことが行われる可能性も大きいと思います。

    戦争が生むものは憎しみなのですから。それが怖い。

    正義を越える大いなる価値観が必要です。最低限、日本にいるロシア人を差別するようなことがあってはなりません。

    令和4年4月15日

    宇都宮市東戸祭1-1 祥雲寺住職 安藤明之

    十八日の朝詣りは午前6時から行います。

  • 花祭り特別行事(写経会、坐禅会、ヨガの集い)の案内 【再掲載、冒頭は特別天然記念物しだれ桜の開花情報写真】

    2022年3月30日

    3月30日午後のしだれ桜

    少し肌寒い気温ですがほぼ満開になりました

    今週末は見ごろとなるでしょう

     

    花祭り行事(写経会、坐禅会、ヨガ)の開催案内

    4月8日はお釈迦様の誕生日です。

    この日を祝って、4月2日(土)に写経会、3日(日)に坐禅会、ヨガの集いを行います。

    皆様どうぞよろしくご参加ください。

    詳細は受付もしくは電話にて。

     

    花祭り写経会:42日(土)1時半から

              1時開場、1時半法話、2時写経開始

    花御堂の誕生仏に甘茶を潅いでお釈迦様の誕生をお祝いします

    法話を聞いて皆でお経をお唱えし、お写経にはいります。

    場所:祥雲寺 本堂二階

    申込:電話(028‐622-5719)もしくは祥雲寺庫裡にて

    費用:参加料1,500円(後ほどご本山に納経し証書を発送します)

     

    花祭り摂心坐禅会:4月3日(日)10時から12時まで

    12月に行いました蝋八坐禅会。この写真は坐禅の作法説明

    今回は午前中。春の日中に行います。

               9時半 開場(初めての人への坐禅指導は10時より)

               10時半坐禅、11時法話、11時半坐禅

    場所:祥雲寺 本堂二階

    申込:電話(028-622-5719)もしくは祥雲寺庫裡にて 

    費用:参加料一千円(当日受付にてお支払いください)

     

    花祭りヨガの集い:43日(日)1時半から2時半まで

    毎週のヨガ風景。今回は本堂の広い空間で行います。

    🌸ほくして緩めてのびのびと 軽やかになる春ヨガ🌸

    場所 :祥雲寺 本堂二階

    申込 :電話(090-5826-0061)インストラクター阿久津先生

    費用 :参加料1,500円(寺ヨガとの共有割引有り)

    定員 :40名

    持ち物:ヨガマットorバスタオル、お水

    •  疫禍の最中での催しとなります。感染状況に応じて中止の場合もあることをご了承ください。
  • 令和4年3月28日 朝坐禅会「指月の会」案内

    2022年3月27日

    例年より大分遅れたしだれ桜の開花も、今日の暖かさで一気に五分咲きくらいまで進みました。

    例年より一週間以上開花が遅れました。

     

    「災難に遭う時節には災難に遭うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。これはこれ、災難を逃るる妙法にて候」

    知人にあてた良寛の手紙より

     

     何年か前ですが、3月11日東日本大震災慰霊の日に合わせて、テレビで災害特集が行われ、その中でキャスターが

    「私たちに豊かな恵みをもたらしてくれるはずの自然が、なぜこのような災害をもたらしたのでしょうか」

    と言っていたことがありました。

    日本人の自然観はここまで変化していたのか、と思いながら聞いていました。

     

     日本は四季の彩りがはっきり現れる、惠み多く美しい国だといわれています。

    それは裏を返せば気候の変化が大きく、その分苛酷に人々を苛むことがあります。

    地震が多い国であることは言うまでもありません。

    天変地異、災害の多い国で生きる私たち日本人は、災害を協力して生き残るべく淘汰され、「和」という精神を大切にしてきました。

    そしてそんな私たちだからこそ、自然は恵みをもたらすばかりではなく災いをもたらす面もあるのだと、畏れ敬う和魂荒魂という自然崇拝としての神道が育まれたと思います。

     

     自然は思い通りにならないもの、制御できないものと、私たちは長い時をかけて自然との付き合いを覚えてきたはずです。

    自然から遠ざかった都市の内側から見る世界観は、私には些かいびつに思えます。

    それは自然を征服したという人間の驕りや、自分たちのものにしたという執着から生まれてくる考えのように感じられます。

     

    江戸時代の禅僧、良寛さんの残した言葉に上記のものがあります。

    これは注意深く読み取らなくてはならない言葉です。

    災害への遭遇も老病死に会うことも、殆ど不可避のもの。

    それを思い煩い、危ぶみ悩み悔やんでばかりならば心が疲れてしまう。

    不可避の事態なら、「そういうこともある」と腹をくくることも時として必要になる。

    無手無策でいろと言うのではなく、都度あることなのだと真摯に臨む腹積もりを持つ。

    腹を決めて臨むことが、結局は災難に心がとらわれない対処法なのだ。

    私にはそんな風に説いているように感じます。

     

     

     

    偏りのない、こだわりのない、囚われのない時間。

    欲から離れた、我を起点としない時間。これがそのまま非思量、ほとけ心に生きられる修行です。

    我を離れることの出来る閑かな時間を、御一緒にいかがですか?

     

    祥雲寺副住職 安藤淳之
    当分の間は6時半開始、一炷(坐禅一座)のみとなります。
    初めての方は15分前に来てください。
    次回は4月25日となります。
    また、雀宮善応院坐禅会は第四水曜日以外毎週行っています
  • 花祭り特別行事(写経会、坐禅会、ヨガの集い)のお知らせ

    2022年3月12日

    花祭り行事(写経会、坐禅会、ヨガ)の開催案内

    4月8日はお釈迦様の誕生日です。

    この日を祝って、4月2日(土)に写経会、3日(日)に坐禅会、ヨガの集いを行います。

    皆様どうぞよろしくご参加ください。

    詳細は受付もしくは電話にて。

     

    花祭り写経会:42日(土)1時半から

              1時開場、1時半法話、2時写経開始

    花御堂の誕生仏に甘茶を潅いでお釈迦様の誕生をお祝いします

    法話を聞いて皆でお経をお唱えし、お写経にはいります。

    場所:祥雲寺 本堂二階

    申込:電話(028‐622-5719)もしくは祥雲寺庫裡にて

    費用:参加料1,500円(後ほどご本山に納経し証書を発送します)

     

    花祭り摂心坐禅会:4月3日(日)10時から12時まで

    12月に行いました蝋八坐禅会。この写真は坐禅の作法説明

    今回は午前中。春の日中に行います。

               9時半 開場(初めての人への坐禅指導は10時より)

               10時半坐禅、11時法話、11時半坐禅

    場所:祥雲寺 本堂二階

    申込:電話(028-622-5719)もしくは祥雲寺庫裡にて 

    費用:参加料一千円(当日受付にてお支払いください)

     

    花祭りヨガの集い:43日(日)1時半から2時半まで

    毎週のヨガ風景。今回は本堂の広い空間で行います。

    🌸ほくして緩めてのびのびと 軽やかになる春ヨガ🌸

    場所 :祥雲寺 本堂二階

    申込 :電話(090-5826-0061)インストラクター阿久津先生

    費用 :参加料1,500円(寺ヨガとの共有割引有り)

    定員 :40名

    持ち物:ヨガマットorバスタオル、お水

    •  疫禍の最中での催しとなります。感染状況に応じて中止の場合もあることをご了承ください。
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。