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6月の諸行事
2023年6月2日6月の諸行事 ご興味の方はお問い合わせ下さい。
■雀宮善應院坐禅会(第四水曜日のみお休み)
宇都宮南町1番36号「善應院」にて毎週水曜日(第四以外)夜6時から行っている坐禅会です。
6月7日、14日、21日
■月例坐禅会「指月の会」
祥雲寺本堂にて毎月第四月曜朝6時半から行っている坐禅会です。
6月26日
■テラヨガ(ヨガ教室)
阿久津先生指導の下第一第三金曜日10時半から。初心者クラスは第二第四金曜日10時半から
6月2日、9日、16日、23日
■陶芸教室「祥陶会」
駐車場下の作陶場にて毎週火、木午後1時から行っています。
■石彫会「羅漢の会」
毎週土曜午後、駐車場作事場にて石仏の彫刻を行っています。指導は松原「金野石材店」
■茶道教室
月二回火曜日午後2時から、裏千家鈴木宗陽先生のご指導の下行っています。
13日、27日
■写経会
写経会は5月から11月、第二日曜日午後2時から行っています。
6月11日
■御詠歌
祥雲寺住職、並びに栃木市豊栖院飯塚先生の指導の下月2回行っています。
6月6日 10時~12時 月例御詠歌練習、前住職指導
6月19日 1時半~3時半 長岡地区御詠歌練習 前住職指導
■フラワーアレンジメント教室
南宇都宮駅前「フラワー花亀」亀井先生指導の下第四水曜日午後1時半より行っています。
28日
■折り紙教室
カルチャースクール講師長谷川京子先生指導のもと第3水曜日午前10時よりより行っています。
21日
■クラフトペーパー教室
同じくカルチャースクール講師長谷川先生指導のもと第2月曜日午前10時より行っています。
12日
■観音朝詣り
境内33観音霊場を18日朝にお参りするミニ巡礼会です。開始時間は季節により前後します。
今月は午前 6 時 から
祥雲寺℡(028)622-5719
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5月観音朝詣り
2023年5月21日我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋痴
従身口意之所生 一切我今皆懺悔(華厳経普賢菩薩行願品)私が昔より造りし諸々の悪業は、みな何時とも始まりが知れぬ貪瞋痴に由来して私の身と口と心から生まれたものです。
今、私は一切を懺悔します。(懺悔はサンゲと読みます)およそ、悪いことをしたことのない人はいないでしょう。
小さな罪から取り返しのつかない大罪となる大悪もあり、それらはすべて私たちの持つ邪(よこしま)さに由来します。
仏教ではこれを無明(むみょう)といい、人知では計ることもできず幻にもたとえられる本源的な暗きもの、迷いの根本です。そこから生まれた無数の罪が消えることはあるのでしょうか。
道元禅師は、どんな悪業を犯した人も誠心誠意仏さまの前で懺悔した時、その罪は消えると説かれています。
仏前に懺悔することの功徳の力が、その人を清浄にし、仏の教えに身を任せ仏の道に精進する人に生まれ変わらせると示されています。
ここに説かれているのは、宗教的な回心です。世俗的な考えで懺悔すれば罪が消える、苦しみから解放されると思うならば、そんなことはありえません。
罪は罪であり、消滅することもありません。
もし死刑に当たるほどの罪を犯し、それに対する罰として法律が死刑を相当としているならば、それに従わねばなりません。
仏道に入って得られるのは、罰を受け容れて、なおも人としての尊厳をそこなわず、生ききる境地です。
人間を生まれ変わらせるほどの力を持つ懺悔はどうして可能なのか。
それは、いま人としてあり、この世の万物と共に生きていることのありがたさを感じることがなければできません。
さらになおかつ、悔恨と内省がいかに深くとも自分の力だけでは成し遂げられず、仏の教えに身心をなげうつしかないのです。人間は弱いのです。
令和5年5月15日
宇都宮市東戸祭1-1 祥雲寺住職 安藤明之
十八日の朝詣りは午前6時から行います。 -
5月の諸行事
2023年5月7日5月の諸行事 ご興味の方はお問い合わせ下さい。
■本山参拝旅行(5月29~31日)
曹洞宗大本山永平寺、大本山總持寺へ毎年お参りの旅行会を行っています。
本年は福井県永平寺、伊勢神宮をお参りしフェリーで静岡から帰ってくる行程です。
■雀宮善應院坐禅会(第四水曜日のみお休み)
宇都宮南町1番36号「善應院」にて毎週水曜日(第四以外)夜6時から行っている坐禅会です。
5月3日、10日、17日、31日
■月例坐禅会「指月の会」
祥雲寺本堂にて毎月第四月曜朝6時半から行っている坐禅会です。
5月22日
■テラヨガ(ヨガ教室)
阿久津先生指導の下第一第三金曜日10時半から。初心者クラスは第二第四金曜日10時半から
5月5日、12日、19日、26日
■陶芸教室「祥陶会」
駐車場下の作陶場にて毎週火、木午後1時から行っています。
■石彫会「羅漢の会」
毎週土曜午後、駐車場作事場にて石仏の彫刻を行っています。指導は松原「金野石材店」
■茶道教室
月二回火曜日午後2時から、裏千家鈴木宗陽先生のご指導の下行っています。
5月9日、23日
■写経会
写経会は5月から11月、第二日曜日午後2時から行っています。
5月14日
■御詠歌
祥雲寺住職、並びに栃木市豊栖院飯塚先生の指導の下月2回行っています。
5月11日 午前10時~12時 御詠歌講練習
5月16日 午前10時~12時 飯塚先生指導 御詠歌講練習
5月22日 午後1時半~3時半 長岡町公民館 御詠歌講練習
■フラワーアレンジメント教室
南宇都宮駅前「フラワー花亀」亀井先生指導の下第四水曜日午後1時半より行っています。
24日
■折り紙教室
カルチャースクール講師長谷川京子先生指導のもと第3水曜日午前10時よりより行っています。
17日
■クラフトペーパー教室
同じくカルチャースクール講師長谷川先生指導のもと第2月曜日午前10時より行っています。
8日
■観音朝詣り
境内33観音霊場を18日朝にお参りするミニ巡礼会です。開始時間は季節により前後します。
今月は午前 6 時 から
祥雲寺℡(028)622-5719
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4月観音朝詣り(18日朝六時より)
2023年4月14日先月のワールドベースボールクラシックでの日本優勝は国民を熱狂させました。
それで霞んでしまった感はありますが、
昨年暮れに行われたサッカーのワールドカップカタール大会も、日本チームの大活躍で大いに盛り上がりました。ドイツ、スペインという世界の強豪国と同じ予選組となり、予選敗退は確実と言われていたのが、あろうことかその二カ国を破って決勝トーナメントに進出したのですから盛り上がらないはずはありません。
そのスペイン戦では奇跡的なゴールがありました。誰もがゴールラインを割ったと思われたボールを三苫選手がゴール前に蹴り返し、田中選手がゴールを決めました。
ビデオ判定の結果、ボールはゴールラインに数ミリ残っておりゴールが認められたのです。
サッカー試合の判定に審判の補助としてビデオ映像が取り入れられた結果の逆転ゴールでした。
このゴールについて面白い意見がありました。
これまで、ビデオによる判定を取り入れるべきだと主張してきたイギリスの元サッカー選手のものです。
誰もが外に出たと思ったことが覆るようならビデオ判定はやめるべきだというのです。
これに対しては、ヨーロッパのチームが負けたから意見を変えたのだろうとの批判がありましたが、私は傾聴すべきことだと思いました。それは、本来人間が責任を持って為すべきことである審判や判断を、機械に頼ってはならないということです。
だれもが出ていると思ったボールが実は残っていた。機械がなければ誤ったであろう審判を正しいものに導いた。
良いことのように思えますが、その行き着く先は、審判は機械に任せるということになってしまわないでしょうか。
さらに進んで将来、裁判でさえ高度化した機械に頼って判決が下されることもありうるとは妄想でしょうか。
機械が神(カミ)化することはあってはならない。
まちがいを覚悟しても判断は人間がするべきです。
令和5年4月15日
宇都宮市東戸祭1-1 祥雲寺住職 安藤明之
十八日の朝詣りは午前6時から行います。 -
3月観音朝詣りのお知らせ(3月18日6時半より)
2023年3月17日3月11日、東日本大震災発生の日を迎え、新聞、テレビなど多くのメディアで特集が組まれています。
震災が起こってから満十二年、犠牲の霊位の十三回忌に当たります。十三回忌という忌日が設けられているのは、十二支が一巡りし同じ歳になるからです。
震災の時、津波が町を、海岸を、襲う映像は忘れることができません。
あの中でどれだけ多くの人が死んでいったのか、思い出しても胸が詰まります。
NHKでは、迫り来る南海トラフの大地震についての特集番組が放映されていました。
東日本大震災を越える20メートル、30メートルの津波が来るかも知れないこと、犠牲者も二十万人を超すかも知れないこと、経済的損失は日本没落まで考えられること。
被災者であったかないかに関わらず国民全体が震災の恐ろしさを知っているだけに、どうにかならないのかとも思います。
必ず来ると言われ、できるだけの対策をしていても、いざその時が来たら残念ながら大災害は避けられません。
津波が来るところに住まなければならない人はたくさんいるし、工場でも、道路でも、鉄道でも万全の対策は取りきれません。
震災の時、家族を助けようとしてなくなった人がたくさんいました。
津波では自分の身を守ることを考えて、家族であってもその運命は天に委せなさいとの教訓が昔からあることが紹介されていました。
私たちは、人間の力ではどうすることもできない自然の脅威にさらされている国土に住んでいるのだという覚悟を持たなければならないと思います。
それは、世に言うあきらめではない。
皆が無事でいられるための備えを怠らず、それでもだめならそれは運命とし、いのちあれば復興に身を尽し、犠牲者を悼み、未来あるものに希望を託していく。
それは、お釈迦様がお説きになった、諸行無常の世に生きることそのものです。
令和5年3月15日
宇都宮市東戸祭1-1 祥雲寺住職 安藤明之
十八日の朝詣りは午前6時から行います。