ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

観音朝詣り 栃木県宇都宮市の祥雲寺(曹洞宗) | 桜や祭りが名物の寺

観音朝詣り

  • 11月の諸行事

    2021年10月31日
    11月の諸行事 ご興味の方はお問い合わせ下さい。
    ■雀宮善應院坐禅会(第四水曜日のみお休み)
     宇都宮南町136号「善應院」にて毎週水曜日(第四以外)夜6時から行っている坐禅会です。
      11月3日、10日、17日
    ■月例坐禅会「指月の会」
     祥雲寺本堂にて毎月第四月曜朝6時半から行っている坐禅会です。
      1122
    ■テラヨガ(ヨガ教室)
     この春からの新企画。阿久津先生指導の下第一第三金曜日午前10時半から行っています。
      11月5日、19日
     新たに初心者クラスを設けました。第二第四金曜日午前10時半から行います。
      11月12日、26
    ■陶芸教室「祥陶会」
     駐車場下の作陶場にて毎週火、木曜午後1時から行っています。
      平常開催
    ■石彫会「羅漢の会」
     毎週土曜午後、駐車場作事場にて石仏の彫刻を行っています。指導は松原「金野石材店」
      平常開催
    ■茶道教室
     月二回火曜日午後2時から、裏千家鈴木宗陽先生のご指導の下行っています。
      11月2日 11月16日
    ■写経会
     写経会は5月から11月、第二日曜日午後2時から行っています。
      11月14日(日)午後2時 本堂一階
    ■御詠歌
     祥雲寺住職、並びに栃木市豊栖院飯塚先生の指導の下月2回行っています。
     11月15日10時~12時 住職による講習(於祥雲寺受付2階)
     11月25日1時半~3時半 住職による講習(長岡公民館)
    ■フラワーアレンジメント教室
     南宇都宮駅前「フラワー花亀」亀井先生指導の下第四水曜日午後1時半より行っています。
     11月24日
    ■折り紙教室
     カルチャースクール講師長谷川京子先生指導のもと第3水曜日午前10時よりより行っています。
     11月17日
    ■クラフトペーパー教室
     同じくカルチャースクール講師長谷川先生指導のもと第2月曜日午前10時より行っています。
     11月8日
    ■観音朝詣り
     境内の西国33観音霊場を18日朝にお参りするミニ巡礼会です。開始時間は季節により前後します。
     今月は午前 6 時 半から
  • 令和三年10月 観音朝詣り

    2021年10月17日

    9月 いわし雲のもと境内に祀られた西国三十三番観音様をお参りして回っています。

     

    「炎上」という言葉をたびたび目にします。

    著名人の言葉や意見が、社会通念に反していたときなどに、ネット上で批判が集中することを指しています。

    実際は匿名で行われる罵詈雑言の嵐です。

     仏教は10の悪業を挙げます。

    そのうちの4つはことばに関するものです。

    妄語(うそ)、両舌、悪口(粗暴な言葉)、綺語(うわべの言葉)です。両舌は二枚舌と訳されますが、陰口だけでなく、人を中傷することそのものも指しています。
     私と同じ年代の人たちから、自分の親が決して人の悪口を言わなかった、それだけでなく子供たちに対しても人の悪口を言ってはいけないと常々戒めていたという話を聞くことがよくあります。
     考えてみれば、これは大変立派なことです。
     人生は思い通りにはなりません。

    うまくいかなかった時に人へのねたみが生まれたり、ひどい仕打ちをされた人への恨みができたりすることも少なくありません。
     しかし、それを口にして中傷してみても何の解決にもならない、自分を卑しめるだけだ、という見極めがあればこその態度であり、生き方であると思うのです。

     私と同年代の人たちの親は、大正から昭和の初め生まれの人たちです。

    人生の苦労は桁違いの年代です。その人たちに言葉を慎む徳目が行き渡っていて、それを自分の子供に伝えようとしたことは尊重しなければなりません。
    非難中傷を繰り返していると、自らを省みることが自然に抜け落ちてしまいます。

    そして相手への侮蔑が膨れ上がります。
     例えば、最近よく目にする韓国や中国への非難も、侮蔑に流れた世論であっては、国を誤ることになりかねません。
     言うべきことは言わねばなりませんが、それが相手に伝わるには、他者への尊重を感じさせる慎みのある言葉が必要です。

     令和3年10月15日
    宇都宮市東戸祭1-1  祥雲寺住職 安藤明之

    十八日の朝詣りは午前6時から行います。

  • 令和三年9月 観音朝詣り

    2021年9月18日

    写経会。1時間半ほどで般若心経を書写します。

     希望を持つことは素晴らしいことです。
     人生には辛いこと、苦しいことばかりの時もあります。そんな時、希望は私たちを支えてくれます。
    心を奮い立たせ、現実の苦しい一日を頑張らせてくれます。
      30半ばにして悪性腫瘍のため亡くなられた女性がいます。
    料理が好きで、調理師を目指して高校の調理課に進学しました。
    熱意を持って勉強したのでしょう、在学中に県の料理コンテストに入賞しました。
    卒業して東京の一流ホテルの調理部門に就職しました。
    子供の時の夢は実現しようとしていました 。
     5、6年過ぎて体調が悪くなりました。
    悪性腫瘍に冒されていたのです。
    苦しい治療の日々を過ごさなければならなくなりました。
    長い入院、抗癌剤の投与。
    快方に向かったと思われる時には調理関係の仕事をしながら治療に努めました。
    しかし病魔は次第に体を蝕み10年余りの闘病を終えることになりました。
      余命幾ばくも無いことが明らかで、緩和ケア病棟に入ることになったときも、治って調理師の仕事に就くことを希望として抱いて、抗癌剤の治療を望んでいたということです。
    家族も、回復の見込みがないことを知らせることなく、彼女の夢を共に語りあいました。
     彼女にとって生きることは希望を持ち続けることでした。
    懸命に生きようとする人に、死病を現実として諦めを説くことなど何の意味も持ちません。
     彼女の一生は、世間的な意味での幸せな人生ではありませんでした。
    しかしどうすることもできない現実の中で、おのれの命を生ききった確かさがあります。
    悲しいけれどズシリと重みのある人生です。
     家族の愛情をいっぱいに受けて育った彼女には天性の明るさがありました。
    人生で出会う人出会う人に爽やかな印象を残したのでしょう。
    お葬式にはたくさんの友達が悲しみを共にしていました。
     令和3年9月15
    宇都宮市東戸祭1-1  祥雲寺住職  安藤明之
  • 9月の行事予定

    2021年8月31日
    9月の諸行事 ご興味の方は電話にてお問い合わせ下さい。
    ■雀宮善應院坐禅会(第四水曜日のみお休み)
     宇都宮南町136号「善應院」にて毎週水曜日(第四以外)夜6時から行っている坐禅会です。
      9月1日、8日、15日、29日
    ■月例坐禅会「指月の会」
     祥雲寺本堂にて毎月第四月曜朝6時半から行っている坐禅会です。
      9月27日
    ■テラヨガ(ヨガ教室)
     この春からの新企画。阿久津先生指導の下第一第三金曜日午前10時半から行っています。(今月は第三第五)
      9月3日、17日
     新たに初心者クラスを設けました。第二第四金曜日午前10時半から行います。
      9月10日、24日
    ■陶芸教室「祥陶会」
     駐車場下の作陶場にて毎週火、木午後1時から行っています。
      第三週から開催
    ■石彫会「羅漢の会」
     毎週土曜午後、駐車場作事場にて石仏の彫刻を行っています。指導は松原「金野石材店」
      平常開催
    ■茶道教室
     月二回火曜日午後2時から、裏千家鈴木宗陽先生のご指導の下行っています。
     914日、28
    ■写経会
     写経会は5月から11月、第二日曜日午後2時から行っています。
      9月12日午後2時 本堂一階
    ■御詠歌
     祥雲寺住職、並びに栃木市豊栖院飯塚先生の指導の下月2回行っています。
      931時半~3時半 長岡公民館
      91410時~12時 祥雲寺
      92810時~12時 飯塚先生指導
    ■フラワーアレンジメント教室
     南宇都宮駅前「フラワー花亀」亀井先生指導の下第四水曜日午後1時半より行っています。
     今月は第5週水曜日
    ■折り紙教室
     カルチャースクール講師長谷川京子先生指導のもと第3水曜日午前10時よりより行っています。
    915
    ■クラフトペーパー教室
     同じくカルチャースクール講師長谷川先生指導のもと第2月曜日午前10時より行っています。
      913
    ■観音朝詣り
     境内33観音霊場を18日朝にお参りするミニ巡礼会です。開始時間は季節により前後します。
     今月は午前 6 時から
  • 令和三年8月 観音朝詣り

    2021年8月18日
     

    ミソハギの花。お盆の供養花として知られていますが、今年は咲くのが早かったです。

     お釈迦様の涅槃を伝えるのが涅槃経です。
     最後の旅に出られたお釈迦様が、付き従ったアーナンダに
    「(私の入滅の後は)法を灯とし、自らを灯として生きよ」と諭(さと)されたことは「法灯明、自灯明」と言われて伝えられました。
    この言葉は仏教の本質を表した重要なものです。
     お釈迦様は紀元前5世紀から4世紀にかけて北インドにおわした方です。その方を仏教徒は、悟られた方、仏陀と信じ、その教えを、悟りの世界からの導き、「法(ダルマ)」として頂いているのです。
    これが法灯明です。
     法はどのような時代にも、環境にも、変わらない普遍的な真理です。
    しかしこの法を全ての人が間違いなく知ることができるのでしょうか。
     教えを受け取る側の問題があります。
    どのような人間も、時代・環境に制約されています。
    生まれも違う。言葉も違う。
    物事を考える筋道も違う。
    いかに普遍的な教えでも、それが説かれる時代、環境に沿うものでなければ人の心に届きません。
    お釈迦様が言葉にされた教えも、それが人々を救おうとして発せられたものである以上、時代、環境の制約を受けているのです。
     お釈迦様はこれについて
    「私の教え()があなたたちを縛るものであるなら、我が法を捨てよ」とおっしゃられました(筏イカダのたとえ)。
    自らの教えを相対化することであり、一般的な宗教ではあり得ない言葉です。
     法が捨てられたらどうなるか。
    信者、修行者が自ら道を求めるしかありません
    時代も環境も言葉も違っているのですから、それに適って腑に落ちていく仏さまの教えを創造していくしかありません。
    これが自らを灯とする自灯明です。
     大本がなければ迷いの道に入ってしまいますから、常に法に問いかけ、照らし合わせて、仏道に精進するのが仏教徒のあり方です。
     私は法灯明は信仰を、自灯明は修行を示すと思っています。
     
    令和3年8月15
    宇都宮市東戸祭1-1  祥雲寺住職  安藤明之
祥雲寺行事案内

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