ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

お知らせ 栃木県宇都宮市の祥雲寺(曹洞宗) | 桜や祭りが名物の寺

お知らせの記事

  • 4月4日、祥雲寺花祭り大写経会

    2015年4月15日

     

    4月8日は花祭り、お釈迦様の誕生日です。

    祥雲寺では毎年八日に近い土曜日に大写経会を行い、お釈迦様の誕生日を大勢でお祝いしています。

     

    家族連れで撮影

     

    祥雲寺の天然記念物指定しだれ桜は、ほかの桜より一週間ほど早いので、四月の頭が毎年見ごろになります。

    大写経会の際は満開か散り桜となって来た肩を迎えてくれます。

     

    花御堂はフラワーアレンジメント教室の人たちにつくっていただきました。

    本堂で誕生仏(生まれた姿のお釈迦様)に甘茶を注いでます。

     

    後ろの桜の屏風絵は市内日本画家杉山寒月先生の作

     

    写経を始める前に花祭りのお話をしています。

    今年は市内林松寺副住職の山岸健道さんにお話ししていただきました。

     

    椅子席で写経できる様80以上準備しています。

     

    般若心経を読んでから写経を始めます。

    書きあがったお写経は

    毎年行っている曹洞宗大本山参拝旅行の際に本山に納経して、納経証を頂き、書いた方にお渡ししています。

     

    又、5月から11月まで毎年写経会を行っています。

    今年も5月10日(日)午後2時から月例写経会となります。

    興味をもたれた方の参加をお待ちしています。

     

  • 春の行事案内(早朝坐禅会)、しだれ桜開花情報

    2015年4月1日

     

    今日の予報は曇りのち雨

     

    桜はほぼ満開、今週中は見頃です。

     

    祥雲寺では毎週水曜日夜6時(第四水曜日は休み)より、雀宮布教所にて坐禅会を行ってきました。

    この春より、宇都宮祥雲寺の方でも坐禅会を行いたいと思います。

     

    場所: 祥雲寺本堂一階

    時間: 今月より第四月曜日(今月は27日)の朝6時半~8時(随時出入り可)

     

    以前東京で「朝活禅」なる活動をしていると聞きました。

    働いている人が出勤前に坐禅を行い、心身を調えて仕事に臨もう、というものだそうです。

     

    禅宗のお寺では朝「暁天」という坐禅修行の時間があります。

    これを大勢で勤め、好い心持で一日に臨める時間を持ってもらえればと思います。

    費用をいただくものではないので、時間内であれば自由に来ていただき、一緒に坐ってみてください。

     

  • 平成27年花祭り写経会のお知らせ(天然記念物しだれ桜の開花状況)

    2015年3月30日

     

    二十八日の桜、五分咲き程か

     

    今年も桜の時期がやってきました。

    祥雲寺のしだれ桜は例年市内の桜より1週間ほど早く咲きます。

     

    今年も彼岸中につぼみが開き、今日で八分咲きといったところです。

    今週中が見ごろとなり、週末のころには散り桜を楽しめそうです。

     

    4月の8日はお釈迦様の誕生日になります。

    毎年この日に近い土曜日に大写経会を開きお祝いとしています。

     

    今年は今週土曜日、4月4日午後1時より写経会となります。

    当日でも参加できますので、興味のある方の参加をお待ちします。

     

  • 平成27年3月観音朝詣り

    2015年3月11日

     

    昭和23年に火事で焼ける前のしだれ桜。日本有数の巨木と言われていた。

     

    御仏も しあわせ満ちて おわすなれ

    彼岸会の朝 香華満ち満つ(梅花流御詠歌)

     

    彼岸会は、春分の日、秋分の日に太陽が真西に落ちることから、西方浄土が一番身近に感じられる時として、御先祖に想いを致し感謝の祈りをささげる年中行事です。

    また、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、天地陰陽の交替する時節であり、この時に持齋して行いを慎むと大きな功徳が生まれるとされました。

     

    実際、季節の移り変わりがはっきりしている日本にあって、春秋のこの時期は、風のそよぎ、光と影の移ろい、動植物のありさま、すべてに変化が感じられます。

    肌で感じる変化は時の移ろいを感じさせ、自然の素晴らしさを感じさせてもくれます。

    このようなときに私たちがこの世界に生かされて生きていることを実感し、そのことに対して感謝の思いを持つのはそれこそ自然なことであると思います。

     

    しあわせとは、お互いが感謝の思いを以て生きるときに生まれるものです。そして感謝こそは宗教の本質です。

     

    ところで現在、「宗教」という言葉はほとんどがマイナスイメージで使われています。「宗教」というと何かうさんくさいものとされ、公的な場からはどんどん排除されているのです。

    このような風潮の根源に、目に見えるものしか信用しない、目に見えないものもお金や物に換算して価値を計るという現代人の行動基準があります。

     

    しかし、本当の価値は目に見えないもの、物差しでは計れないものの中にあるのです。

    このことに気付いてほしいのです。

     

    最初の御詠歌の「み仏」は、「ほとけさま」と「御先祖」両方の意味にとれます。

    いのちをいただいたものへの感謝の思いを持って香華を手向ける。

    手向けた者にも、手向けられた方にも安らぎがあります。

    それが朝日に映えて澄みきっていて清々(すがすが)しい、そんな和歌です。

     

    平成27年3月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の朝詣りは午前6時から行います。

     

  • 平成27年2月観音朝詣り

    2015年2月14日

     

    祥雲寺陶芸教室入口

     

    作陶風景

     

    日本各地に郷土料理があります。

    土地土地の風土を反映していて、旅行先で味わうのは楽しみです。

    秋田のきりたんぽや、富山の鱒鮨、讃岐うどんなど全国に名をとどろかせているものもたくさんあります。

     

    栃木県の郷土料理はなんといってもしもつかれ!

    ところが評判はまことに悪い。

     

    静岡からむこに来た人が、

    「人間のたべるものじゃない」とのたまっていました。

     

    栃木の人間でも、食べない人はたくさんいます。

    とくに若い人は敬遠する人が大部分じゃないでしょうか。

    一般には、あの見た目が嫌いの原因になっていると思います。

    何かによく似ていますものね。

     

    かくいう私も、子供のころは食べたくなかった。

    出されて残すのは厳禁でしたから我慢して食べたのですが、酒粕のにおいがいやでした。

    おいしいと思うようになったのは酒をたしなむようになってからです。

     

    本来、立春後の初午の日に造る料理ですから今が季節です。

    材料の基本は大根、にんじん、大豆、塩鮭の頭、酒粕。

    初牛はお稲荷さんですから油揚げも欠かせません。

     

    大豆は節分の豆まきに使うもの。

    冬の新巻鮭を食べ終わった残りの頭。

    寒仕込みの新酒を絞った酒粕。

    どれも捨ててしまっては勿体ない。

    無駄にしないでおいしく使う工夫があります。

     

    大根、にんじんは冬が季節。

    鬼おろしで擂りますが男がやったほうが荒く砕けておいしいといいます。夫がやれば夫婦合作となる。

     

    できあがったしもつかれは、野菜をおいしくたくさん食べることのできるまことにヘルシーな料理です。

    かつて敬遠していた私は、今ではどんぶりでおかわりどころか鍋一杯食べかねません。

     

    こんなおいしいものを、食わず嫌いでいるのはまことにかわいそう。

    体にもいいですよ。

    もしかして静岡にはおいしい野菜はないのかな。

     

    平成27年2月15日  祥雲寺住職 安藤明之

     

    18日の朝詣りは午前9時から行います。

     

祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。