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9月の諸行事
2022年9月4日9月の諸行事 ご興味の方はお問い合わせ下さい。
■秋お彼岸
20日から26日まで、中日は23日金曜日
■雀宮善應院坐禅会(第四水曜日のみお休み)
宇都宮南町1番36号「善應院」にて毎週水曜日(第四以外)夜6時から行っている坐禅会です。
9月7日、14日、21日
■月例坐禅会「指月の会」
祥雲寺本堂にて毎月第四月曜朝6時半から行っている坐禅会です。
9月26日
■テラヨガ(ヨガ教室)
阿久津先生指導の下第一第三金曜日10時半から。初心者クラスは第二第四金曜日10時半から
9月2日、16日 初心者クラスは9日。(23日はお彼岸中日の為お休み)
■陶芸教室「祥陶会」
駐車場下の作陶場にて毎週火、木午後1時から行っています。
■石彫会「羅漢の会」
毎週土曜午後、駐車場作事場にて石仏の彫刻を行っています。指導は松原「金野石材店」
■茶道教室
月二回火曜日午後2時から、裏千家鈴木宗陽先生のご指導の下行っています。
9月13日、27日
■写経会
写経会は5月から11月、第二日曜日午後2時から行っています。
9月11日
■御詠歌
祥雲寺住職、並びに栃木市豊栖院飯塚先生の指導の下月2回行っています。
9月2日(金)長岡公民館 1時半~3時半
9月5日(月)祥雲寺 10時~12時 飯塚先生指導
9月15日(木)祥雲寺 10時~12時
■フラワーアレンジメント教室
南宇都宮駅前「フラワー花亀」亀井先生指導の下第四水曜日午後1時半より行っています。
9月28日
■折り紙教室
カルチャースクール講師長谷川京子先生指導のもと第3水曜日午前10時よりより行っています。
9月21日
■クラフトペーパー教室
同じくカルチャースクール講師長谷川先生指導のもと第2月曜日午前10時より行っています。
9月12日
■観音朝詣り
境内33観音霊場を18日朝にお参りするミニ巡礼会です。開始時間は季節により前後します。
今月は午前 6時 から
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令和4年8月 朝坐禅会「指月の会」案内(22日6時半より)
2022年8月21日供養
この度祥雲寺境内にペットの埋葬供養を行える霊園施設を設けました。
以前より多くの方から要望をいただいており、漸くの運びとなりました。
年内より受け付けられる様進めていきたいです。
供養という言葉は今日広く用いられています。
辞書などを見るとインド語からの訳語で、諸仏諸天に供物を真心から捧げることとあり、また亡くなった人への祈りの行いが今日用いられる意味合いになります。
私はお寺で生まれ育ちましたが、亡くなった人への供養というものが長く腑に落ちませんでした。
死別した人に何をしても意味がないではないか。
そんな想いが修行を終えて寺で法要をやるようになっても離れず、内心焦りがありました。
自分でやっていることに自信が持てず、それではウソをついているも同じではないのか、と。
ある時息子さんを亡くされたお母さんが一周忌の際、子供の為に書写した写経をお墓に埋めるのに立ち会いました。
お経をあげて埋め終わって、何気なく良かったですね、と声を掛けました。
お母さんは
「ええ、こんなことなんの意味もないんですけれどね」
と返されました。
私はその一言に何も返すことができませんでした。
これではいけないと思って勉強を始めました。
しかしどの本を読んでもピンと来ず、遂には勉強会で来られた仏教学の先生に尋ねてみました。
その先生は難しい言葉で返されて、より悩んでしまった私に、参加されていた佐野のお坊さんが声をかけてくれました。
「淳之君、君は考えすぎなんだよ。お母さんが息子さんのためを想って用意してくれたものがそばにある。それが嬉しくないはずないじゃないか」
ああそうなんだ、と私は漸く納得することができました。
死んでしまって心を通わせることはできなくなっても贈り物をすることはできる、想いを届けようとすることはできる、それでいいんだと。
年回供養の時などで、私はこの話をしています。
どうか皆さん、この節目の時に故人を想い、一心に合掌されてください。
集まってくれた来てくれた皆さんを見られたならば、きっと良いお顔をされることでしょう。
祥雲寺副住職 安藤淳之
偏りのない、こだわりのない、囚われのない時間。
欲から離れた、我を起点としない時間。これがそのまま非思量、ほとけ心に生きられる修行です。
我を離れることの出来る閑かな時間、坐禅の時間を御一緒にいかがですか?
当分の間は6時半開始、一炷(坐禅一座)のみとなります。初めての方は15分前に来てください。次回は9月26日となります。また、雀宮善応院坐禅会は第四水曜日以外毎週行っています -
令和4年8月 観音朝詣りのお知らせ
2022年8月20日高校1年生の初夏、市内の書店で、原理研究の講話を聴かないかと2人の女性に誘われました。
中学生時代から宗教、哲学に関心を持っていたので、誘われるままについて行き、自宅とおぼしき家で講義を受けました。
キリスト教と陰陽思想が混ざった教理だったと記憶しています。奇妙奇天烈に思えたので、数日後にもう一度質問に行きました。
私が統一教会と接点を持った最初で最後のことでした。
その後、1990年代の霊感商法や合同結婚式は、カルト宗教としての統一教会を有名にしました。
霊感商法は、人間なら誰もが持つ不安を宗教的洗脳を通して増大させ、その状態からの救いを、法外な額の献金によって期待させる。
その証しとなるものが壺や印鑑や多宝塔であるという仕組みです。
要は、不安や恐怖をあおって金集めをする団体です。
その結果、膨大な数の経済破綻者や崩壊家庭が生まれました。
驚くべきは、これほどの問題を起こした団体が公的な規制を受けることなく、組織は存続し、活動はむしろ拡大してきたことです。
今、元首相の殺害を契機に、実態が明らかになってきました。
大物保守政治家と教団教祖が反共産主義の目的で結びつき、その流れを汲む政治家たちには選挙協力、教団には社会に害悪をもたらすほど過剰な集金活動の黙認という取引関係が継続してきたのです。
人間は、本人が意識しなくても宗教心を持っています。
人類に普遍的なものであると言ってもよい。
ユダヤ人学者ユバル・ノア・ハラリは著書「サピエンス全史」に、宗教を持つことが現人類の繁栄を生んだと記しました。
またもちろん、政治は人間社会に必要不可欠なものです。そして人間の営みにはプラスもマイナスもあります。
統一教会をめぐる問題は、政治と宗教の醜悪な面の現れです。
多くの宗教は、教義と実践の両面において、ともいき(共生)と感謝が柱となっています。
そうあるべきで、そうでなければ、旗色をうかがって言論する人たちの標的になります。
私に宗教人として自戒をうながす一ヶ月来の出来事です。
令和4年8月15日
宇都宮市東戸祭1-1 祥雲寺住職 安藤明之
十八日の朝詣りは午前6時から行います。
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8月の諸行事
2022年8月2日8月の諸行事 ご興味の方はお問い合わせ下さい。
■盂蘭盆(13日迎え盆 ~ 16日送り盆)
ご先祖を迎えるお盆期間。仏具お札のお焚き上げ(可燃物のみ)は13日朝の内に本堂前広場へ
■大施餓鬼会(8月29日月曜日)
毎年恒例のお檀家全ての先祖供養法要。
本年はコロナ感染症のため役員のみ参列にて午後2時より法要、
3時より祥雲寺外墓地檀家の卒塔婆受け渡し。祥雲寺内墓地の卒塔婆は寺で献じます
■雀宮善應院坐禅会(第四水曜日のみお休み)
宇都宮南町1番36号「善應院」にて毎週水曜日(第四以外)夜6時から行っている坐禅会です。
8月3日、10日、17日、31日
■月例坐禅会「指月の会」
祥雲寺本堂にて毎月第四月曜朝6時半から行っている坐禅会です。
8月22日
■テラヨガ(ヨガ教室)
阿久津先生指導の下第一第三金曜日10時半から。初心者クラスは第二第四金曜日10時半から
8月5日、19日 初心者クラスは12日お盆休み、26日施餓鬼準備の為休み
■陶芸教室「祥陶会」
駐車場下の作陶場にて毎週火、木午後1時から行っています。
■石彫会「羅漢の会」
毎週土曜午後、駐車場作事場にて石仏の彫刻を行っています。指導は松原「金野石材店」
■茶道教室
月二回火曜日午後2時から、裏千家鈴木宗陽先生のご指導の下行っています。
8月9日、23日
■写経会
写経会は5月から11月、第二日曜日午後2時から行っています。
8月21日(第二の14日はお盆期間中の為順延)
■御詠歌
祥雲寺住職、並びに栃木市豊栖院飯塚先生の指導の下月2回行っています。
今月はお休み
■フラワーアレンジメント教室
南宇都宮駅前「フラワー花亀」亀井先生指導の下第四水曜日午後1時半より行っています。
8月24日
■折り紙教室
カルチャースクール講師長谷川京子先生指導のもと第3水曜日午前10時よりより行っています。
8月17日
■クラフトペーパー教室
同じくカルチャースクール講師長谷川先生指導のもと第2月曜日午前10時より行っています。
8月8日
■観音朝詣り
境内33観音霊場を18日朝にお参りするミニ巡礼会です。開始時間は季節により前後します。
今月は午前 6 時 から
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令和4年7月 観音朝詣りのお知らせ
2022年7月17日安貞元年(1227年)南宋から帰国した道元禅師は、最初京都で禅宗を布教しました。聞法者の中には女性もいました。
禅師の教えを受けた女性の中に「明智」という法名を受けた人がいました。もしかすると最初の女性信者であったかも知れません。この人には愛娘がいましたが娘18歳の時に、明智は突然姿をくらましてしまいました。
娘は行方知れずの母親を捜し続け、七、八年過ぎた時、清水寺の観音様に七日間の願掛け詣りをしました。六日目の道すがら十一面観世音菩薩の頭を見つけました。娘は「母を尋ねて観音様に祈願する途次にこの御頭を得たのは何かの因縁です。もし願いが叶うならば、御身を作り継いで御像とし、一生頂戴のご本尊とします。」との願掛けをしました。はたして七日目の参拝の往来で母親に巡り会ったのです。願いかなって、彼女は仏師の処に行き、御像を完成させました。
この女性こそ、大本山総持寺開山瑩山禅師の母親です。
彼女は生涯かけて観世音菩薩への深い信仰を持ち続けました。越前の国(福井県)の名族瓜生氏に嫁ぎ、身籠もった彼女がよき子を授かれと祈り、行生(ぎょうしょう)と名付けられた赤児が生まれたのも観音堂だったと伝わります。
行生は幼い頃から仏縁深く、成長するにつれて出家を志しました。最初は反対であった母親もその意思が堅いことを知ってこれを許しました。11歳の時、祖母明智に案内されて永平寺に上山し、得度して名を紹瑾(じょうきん)と改めました。瑩山紹瑾禅師です。
瑩山禅師は、祖母、母親への孝養の心あつく、後に能登国酒井に永光寺という一大修行道場を開いた時、境内に母親の念持仏の十一面観音像を本尊とする円通院という塔頭を建立しました。そして禅師が祖母明智の再来と言って称えた弟子祖忍尼にこの塔頭の護持を委託したのです。
瑩山禅師は、女人救済を弘法の誓願とされました。禅師に関わる女性たちへの深い思いやりが根底にあったと思います。 再来年は瑩山禅師700回の大遠忌になります。
令和4年7月15日
宇都宮市東戸祭1-1 祥雲寺住職 安藤明之
十八日の朝詣りは午前6時から行います。