ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

写経会 栃木県宇都宮市の祥雲寺(曹洞宗) | 桜や祭りが名物の寺

写経会

  • 10月の諸行事

    2024年10月3日

    10月の諸行事 ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

     

    ■大遠忌焼香師参拝伊豆旅行(1013日~15日)

     本年は曹洞宗大本山總持寺を開かれた瑩山禅師700回忌大遠忌の年です。

     先代住職安藤明之が焼香師の大役を頂きましたので、

    本山で導師を一座勤めるので参列して、伊豆を観光する旅行となります。

    ■雀宮善應院坐禅会(第四水曜日のみお休み)

     宇都宮南町1番36号「善應院」にて毎週水曜日(第四以外)夜6時から行っている坐禅会です。

      10月2日、9日、16日、30日

    ■月例坐禅会「指月の会」(1028日)

     祥雲寺本堂にて毎月第四月曜朝6時半から行っている坐禅会です。

    ■テラヨガ(ヨガ教室)

     阿久津先生指導の下第一第三金曜日10時半から。初心者クラスは第二第四金曜日10時半から

    ■陶芸教室「祥陶会」

     駐車場下の作陶場にて毎週火、木午後1時から行っています。

    ■石彫会「羅漢の会」

     毎週土曜午後、駐車場作事場にて石仏の彫刻を行っています。指導は松原「金野石材店」

    ■茶道教室

     月二回火曜日午後1時半から、裏千家平山尚子先生のご指導の下行っています。

      10月8日、29日

    ■写経会

     写経会は5月から11月、第二日曜日午後2時から行っています。

      10月20日

    ■御詠歌

      10月28日 月例練習会 10時~12時 東堂指導

      日程未定  長岡練習会 13時~

    ■フラワーアレンジメント教室

     南宇都宮駅前「フラワー花亀」亀井先生指導の下第四水曜日午後1時半より行っています。

      10月23日

    ■折り紙教室

     カルチャースクール講師長谷川京子先生指導のもと第3水曜日午前10時よりより行っています。

      10月16日

    ■クラフトペーパー教室

     同じくカルチャースクール講師長谷川先生指導のもと第2月曜日午前10時より行っています。

      10月14日

    ■観音朝詣り

     境内33観音霊場を18日朝にお参りするミニ巡礼会です。開始時間は季節により前後します。

     今月は午前  6  時  から               祥雲寺℡(028)622-5719

  • 令和6年9月 朝坐禅会「指月の会」案内(9月23日6時半より)

    2024年9月22日

     

    釈迦一人連綿として今日に及べり  『伝光録』

     

    近年他宗派の勉強をしています。

    浄土宗の法然上人700回忌記念フォーラムで聴講してみたり、浄土真宗の京都東本願寺の図書室に暫く籠もって蔵書を読んでみたり、日蓮宗の総本山身延山久遠寺や大本山誕生寺にお参りしてみたりと、色々と廻ってみています。

    他の宗派の事を勉強するのは知見が広がりますし、翻って自分たち曹洞宗の教えの理解がより深まっていきます。

    まだ勉強半ばではありますが、他宗も含めた歴代の祖師方は、本当に多種多様の工夫でその時代の人達に応えようとしてきたのだと思います。

     

    我が曹洞宗は鎌倉期の道元禅師によって日本で広まった宗派です。

    公家出身で、母との死別で発願して比叡山で学び、臨済の教えを学んで中国に渡り、仏教の正しい教えと確信する禅を体得して日本に戻られました。

    既成教団からの弾圧を避け、福井の有力者の招きにより越前志比の里に修行に専念できる場所を求め、永平寺が創立されました。

    学び得た仏法を記した主著『正法眼蔵』は禅の道を歩む者の道しるべとして、今日も世界的な評価を得ています。

     

    道元禅師の信仰とは何であったのか。

    花園大学の佐々木閑先生は、三国伝来、インド中国日本を千年以上かけて伝播することで変化していった仏教の原点を求め、八割方原点回帰を為し得たのが曹洞宗だと講演されていました。

    また駒澤大学の小川先生は、歴代祖師方の生き方にならう事であったとお話しになっていました。

    ブッダ(目覚めた人)とはお釈迦様のみの呼び方ではなく、仏教を伝えてきた歴代の祖師方もまたお釈迦様に同じくブッダであり、その生き方に学び真似び倣うことが正しい実践である。

    だから禅宗、曹洞宗では生活の全てが修行とされるのです。

    「水は方円の器に随う」韓非子

    心を整えようとするならば、その器となる自身の生活から改めなければならない。

    仏教というのは業、生き方を習慣から改めることで、内面を静め落ち着け整えていく宗教なのです。

     

     このように日本で始まった曹洞宗ですが、越前の山奥にある永平寺で伝えられるだけでは、やがて細って途絶えていたかもしれません。

    道元禅師から数えて四代目となる瑩山禅師が永平寺を出て教えを広められたからこそ、曹洞宗は今日の形になったのです。

    瑩山禅師は永平寺で出家修行され、あらゆる人を救っていこうと誓いをされました。

    日本各地を廻り、各地のお寺で多くの弟子を育てて教団を盛り立てたからこそ、曹洞宗は日本で一番寺院数の多い宗派となりました。

    難解な道元禅師の教えを多くの人が理解できるよう尽力した翻訳者とも言われています。

     

    道を示した道元禅師と、道を伝えた瑩山禅師、曹洞宗はお二人を両祖として奉っています。

    本年は瑩山禅師700回忌大遠忌の年であり、10月の御征忌に焼香師団参でお参りしてきます。

    両祖の工夫精進を改めて思い返して、自分の土台を明らかにする機会としたいです。

     

    祥雲寺 安藤淳之

     

    偏りのない、こだわりのない、囚われのない時間。

    欲から離れた、我を起点としない時間。これがそのまま非思量、ほとけ心に生きられる修行です。

    我を離れることの出来る閑かな時間、坐禅の時間を御一緒にいかがですか?

    当分の間は6時半開始、一炷(坐禅一座)のみとなります。
    初めての方は15分前に来てください。
    来月の開催は10月28日となります。
    また、雀宮善応院坐禅会は第四水曜日以外毎週行っています
  • 9月の諸行事

    2024年9月3日

    9月の諸行事 ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

     

    ■秋彼岸(919日~25日、中日は22日日曜日)

     秋彼岸までお施餓鬼の塔婆をお渡ししています。まだの方は受付にて受け取られてください。

    ■雀宮善應院坐禅会(第四水曜日のみお休み)

     宇都宮南町1番36号「善應院」にて毎週水曜日(第四以外)夜6時から行っている坐禅会です。

      9月4日、11日、18日

    ■月例坐禅会「指月の会」(923日)

     祥雲寺本堂にて毎月第四月曜朝6時半から行っている坐禅会です。

    ■テラヨガ(ヨガ教室)

     阿久津先生指導の下第一第三金曜日10時半から。初心者クラスは第二第四金曜日10時半から

    ■陶芸教室「祥陶会」

     駐車場下の作陶場にて毎週火、木午後1時から行っています。

    ■石彫会「羅漢の会」

     毎週土曜午後、駐車場作事場にて石仏の彫刻を行っています。指導は松原「金野石材店」

    ■茶道教室

     月二回火曜日午後1時半から、裏千家平山尚子先生のご指導の下行っています。

      9月10日、24日

    ■写経会

     写経会は5月から11月、第二日曜日午後2時から行っています。

      9月8日

    ■御詠歌

      9月3日  午後1時半~3時半 長岡公民館 東堂指導

      9月12日 午前10時~12時  祥雲寺庫院 飯塚先生指導

      9月17日 午前10時~12時  祥雲寺庫院 東堂指導

    ■フラワーアレンジメント教室

     南宇都宮駅前「フラワー花亀」亀井先生指導の下第四水曜日午後1時半より行っています。

      9月25日  

    ■折り紙教室

     カルチャースクール講師長谷川京子先生指導のもと第3水曜日午前10時よりより行っています。

      9月18日

    ■クラフトペーパー教室

     同じくカルチャースクール講師長谷川先生指導のもと第2月曜日午前10時より行っています。

      9月9日

    ■観音朝詣り

     境内33観音霊場を18日朝にお参りするミニ巡礼会です。開始時間は季節により前後します。

     今月は午前  6  時  から               祥雲寺℡(028)622-5719

  • 8月の諸行事

    2024年8月2日

    施餓鬼の旗

     

    8月の諸行事 ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

    ■大施餓鬼会(8月29日11時半そばうどん・12時護持会総会・1時法話・2時法要)

     檀家全ての先祖供養法要。本年よりコロナ禍前に同じ規模開催へと戻します。

     施餓鬼は午後1時法話よりお檀家皆さんにご参加いただき法要後塔婆をお渡ししていますが

     当日来られない方は、施餓鬼後秋彼岸までに塔婆を受け取りお墓へお供えください。

    ■初盆施餓鬼(8月7日)

     新盆の方対象のご供養法要。9時半説明会(お迎えの仕方等)。10時半法要。

    ■お盆(盂蘭盆会)8月13日~16日

     13日午前迎え火、16日午前送り火。

    ■雀宮善應院坐禅会(第四水曜日のみお休み)

     宇都宮南町1番36号「善應院」にて毎週水曜日(第四以外)夜6時から行っている坐禅会です。

      8月7日、21日(14日お盆中の為お休み)

    ■月例坐禅会「指月の会」(8月26日)

     祥雲寺本堂にて毎月第四月曜朝6時半から行っている坐禅会です。

    ■テラヨガ(ヨガ教室)

     阿久津先生指導の下第一第三金曜日10時半から。初心者クラスは第二第四金曜日10時半から

      8月2日、9日、23日(16日はお盆中の為お休み)

    ■陶芸教室「祥陶会」(13日、15日はお休み)

     駐車場下の作陶場にて毎週火、木午後1時から行っています。

    ■石彫会「羅漢の会」

     毎週土曜午後、駐車場作事場にて石仏の彫刻を行っています。指導は松原「金野石材店」

    ■茶道教室

     月二回火曜日午後1時半から、裏千家平山尚子先生のご指導の下行っています。

      8月はお休み

    ■写経会

     写経会は5月から11月、第二日曜日午後2時から行っています。

      8月11日

    ■御詠歌

      8月はお休み

    ■フラワーアレンジメント教室

     南宇都宮駅前「フラワー花亀」亀井先生指導の下第四水曜日午後1時半より行っています。

      8月21日

    ■折り紙教室

     カルチャースクール講師長谷川京子先生指導のもと第3水曜日午前10時よりより行っています。

      8月はお休み

    ■クラフトペーパー教室

     同じくカルチャースクール講師長谷川先生指導のもと第2月曜日午前10時より行っています。

      8月はお休み

    ■観音朝詣り

     境内33観音霊場を18日朝にお参りするミニ巡礼会です。開始時間は季節により前後します。

     今月は午前  6  時  から               祥雲寺℡(028)622-5719

  • 令和6年7月 朝坐禅会「指月の会」案内(7月22日朝6時半より)

    2024年7月21日

    昨年の花祭り坐禅会

     

    いまだあきらめざれば人のためにとくべからずとおもふことなかれ 『正法眼蔵・自証三昧』

     

     先日栃木足利市で開催されている相田みつを展に行ってきました。

    この七月八月は生誕百年記念として、故郷足利の市立美術館で展覧会が行われています。

    足利市の商店街とも連携しているようで、下野新聞やNHKのとちぎ630でも度々取り上げられていて、広報にも力を入れているようです。

     

     先日足利の人と話す機会がありましたが、当の足利住民にはあまり周知されていないようです。

    足利の方からお話を聞く分には、まだ生前の相田さんをご存じの方も多く、郷土の偉人として見るには違和感があるのかな、といった処のようです。

    東京の相田みつを美術館も工事の為閉館してしまった事ですし、故郷の足利ででも常設展示されて欲しいものですが、中々難しいのかもしれません。

     

     私は東京に出た時、待ち合わせの時間まで待つ等の合間時間には、よく有楽町の相田みつを美術館に行っていました。

    静かな空間でくつろげるし仏教の勉強にもなるし、なにより励まされる思いで鑑賞できたからです。

    相田さんは曹洞宗の坐禅会に長く通い、人生の師と仰いだ武井老師はまさに曹洞宗の禅僧です。

    ご自身でも道元禅師の著作正法眼蔵を深く読み解かれ、作品の多くに禅の思想が息づいています。

    その作品がこれほど多くの人に支持され、感銘を与えている事実に、私は励ましを貰っていました。

    伝え方を工夫しなさい、と。

    私が学び見つけ伝えようとしている仏法は間違いなく素晴らしいものなのだ。

    今を生きる人の耳目に適した形に整えたなら、多くの人に響くではないか。

    伝え方を工夫するべきなのだ。

    我が宗祖道元禅師も言われています。

    いまだあきらめざれば人のためにとくべからずとおもふことなかれ

    悟りを得ないで他人に説くべきでないと思うのはまちがいである。

    人に法を説くとは、自分が法を聞くということである。

    究極、自他共に悟り到る事もある故に、導く工夫をすすむべし。

    だから、先人からの借り物の言葉で飾り鎧うばかりでなく、仏法を戴いた今を生きる自分の命から生まれる言葉で語ることを躊躇するな。

    私には相田さんの作品から、その歩みから叱咤激励を貰ってもいました。

     

     昔から、お寺が社会で果たす役割は二つあるのだと思っています。

    一つには仏法の道場としての役割。

    仏の教えに触れて、その妙味を感じ身と心を静めて、更には実践に望める仏法の空間、心の道場としてのお寺。

    一つには慰霊供養の場としての役割。

    檀家信徒の大切な方やご先祖を弔い祀り祈るのに相応しい場、供養の施設としてのお寺。

    どちらも欠かすことの出来ない、大切な役割です。

    この二輪の役割を伝わる言葉で語り果たしていくことが、社会に生きる人々の求めに応じる事であるのだと、お寺を預かる住職の勤めであるのだと思っています。

     

    祥雲寺 安藤淳之

     

    偏りのない、こだわりのない、囚われのない時間。

    欲から離れた、我を起点としない時間。これがそのまま非思量、ほとけ心に生きられる修行です。

    我を離れることの出来る閑かな時間、坐禅の時間を御一緒にいかがですか?

    当分の間は6時半開始、一炷(坐禅一座)のみとなります。
    初めての方は15分前に来てください。
    来月の開催は8月26日となります。
    また、雀宮善応院坐禅会は第四水曜日以外毎週行っています
祥雲寺行事案内

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