ごあいさつ

宇都宮市の祥雲寺は歴史のある曹洞宗のお寺です。
栃木県庁のすぐ北にあり、自然林の中には西国三十三番の観音像が祀られています。
また、樹齢350年を超える枝垂れ桜の老樹は県天然記念物として有名です。
たくさんの方々に仏教を親しんでいただくことを願いとし、様々な信仰行事を催しています。

ようこそおまいり

観音朝詣り 栃木県宇都宮市の祥雲寺(曹洞宗) | 桜や祭りが名物の寺

観音朝詣り

  • 3月の諸行事

    2022年3月2日

    3月の諸行事 ご興味の方はお問い合わせ下さい。

    ■山本観音堂開扉法要

     3月17日11時より祥雲寺北にある山本公民館にて秘仏としてきた観音様の御開帳があります。

    ■雀宮善應院坐禅会(第四水曜日のみお休み)

     宇都宮南町1番36号「善應院」にて毎週水曜日(第四以外)夜6時から行っている坐禅会です。

     3月2日、9日、16日、30日

    ■月例坐禅会「指月の会」

     祥雲寺本堂にて毎月第四月曜朝6時半から行っている坐禅会です。

    3月28日

    ■テラヨガ(ヨガ教室)

     阿久津先生指導の下第一第三金曜日午前10時半から行っています。

    3月4日、18日

     初心者クラスを設けました。第二第四金曜日午前10時半から行います。

    3月11日、25日

    ■陶芸教室「祥陶会」

     駐車場下の作陶場にて毎週火、木午後1時から行っています。

    平常開催

    ■石彫会「羅漢の会」

     毎週土曜午後、駐車場作事場にて石仏の彫刻を行っています。指導は松原「金野石材店」

    平常開催

    ■茶道教室

     月二回火曜日午後2時から、裏千家鈴木宗陽先生のご指導の下行っています。

    3月8日、22日

    ■写経会

     写経会は5月から11月、第二日曜日午後2時から行っています。

    本年度は終わり、4月2日(土)花祭り写経会から開始。

    ■御詠歌

     祥雲寺住職、並びに栃木市豊栖院飯塚先生の指導の下月2回行っています。

    3月3日 10時~12時 飯塚先生ご詠歌指導

    3月10日 午後 長岡地区ご詠歌

    3月15日 10時~12時 住職ご詠歌指導

    ■フラワーアレンジメント教室

     南宇都宮駅前「フラワー花亀」亀井先生指導の下第四水曜日午後1時半より行っています。

    3月 2 日 花材代2000円(2月延期分開催)

    3月 30日 花材代2000円

    ■折り紙教室

     カルチャースクール講師長谷川京子先生指導のもと第3水曜日午前10時よりより行っています。

    3月 9日

    ■クラフトペーパー教室

     同じくカルチャースクール講師長谷川先生指導のもと第2月曜日午前10時より行っています。

    3月 14日

    ■観音朝詣り

     境内33観音霊場を18日朝にお参りするミニ巡礼会です。開始時間は季節により前後します。

     今月は午前 6 時 から

  • 令和4年二月 観音朝詣りのお知らせ

    2022年2月16日

    2月15日はお釈迦様の涅槃に入られた日です。ささやかにこの日のお勤めを行いました。

    数年前に杉山寒月先生に書いていただいた涅槃図に、周りに折り紙教室の方々に折っていただいた沙羅の花で飾りつけをしています。

    昨年、佐渡の金山を観光しました。坑道に人形を配置して四百年に及ぶ採掘の歴史を分かり易く展示していました。機械のない時代の採鉱の困難さや、それでも世界一の産出量をもたらした技術的な創意工夫に感心もしました。江戸時代の経済の基盤であっただけでなく、技術史の上からも意義のある遺跡であると思いました。

    それと同時に、過酷な労働を強いられた人々、特に水替え人足のことを思わずにはいられませんでした。

    もともと重労働で、江戸時代前期には高賃金で雇われたのだそうです。そのため、鉱山近辺の村々は潤ったといいます。ところが18世紀になると、坑道が海面下まで進んで湧水量が多くなり、三年で命がつきるとまで言われた重労働になり、応募者がいなくなりました。そこで幕府がやったのは、無宿人を捕まえて佐渡送りし強制労働に就かせることでした。

    折りしも、飢饉や貨幣経済の進捗によって農村が疲弊し、多くの農民が故郷を捨て、江戸には無宿人があふれていました。治安対策にもなり、人手不足も補える一石二鳥の方策であると為政者は考えたのでしょう。

    この時代、栃木県は全国一の過疎地になっていました。日光社参の行列に関わる助郷などの賦役が多くて苦しんでいた農村は、相次ぐ飢饉に耐えきれず、いわゆる潰れ百姓が続出したのです。これを老中松平定信は「下野の百姓は江戸の華美な風にあこがれて田畑を捨てている」と記しました。お上の目には庶民の本当の姿は見えません。

    佐渡送りになった下野出身の人もいたに違いないと想像しました。そしてそんな境遇の中でも何とか生き抜こうという必死の営みがあったことでしょう。仕事の工夫あり、助け合いあり…裏切りや争いもあったでしょうが。

    今日世界遺産とされるような文化財の裏には、人民の苦役が隠されています。それも含めて価値あるものは価値あるのです。

    三十年近く前、インドのカジュラホー遺跡を観光したとき、ガイドさんの「この遺跡は誰が造ったのか」という問いかけに、「石工が造った」と即答した石屋さんのことを思い出します。

    令和4年2月15日

    宇都宮市東戸祭1-1 祥雲寺住職 安藤明之

    十八日の朝詣りは午前9時から行います。

  • 令和4年1月の諸行事

    2021年12月26日

    12月8日成道会(お釈迦様が悟りを開かれた日)

     

    1月の諸行事 ご興味の方はお問い合わせ下さい。

    ■雀宮善應院坐禅会(第四水曜日のみお休み)

     宇都宮南町1番36号「善應院」にて毎週水曜日(第四以外)夜6時から行っている坐禅会です。

    1月5日、12日、19日

    ■月例坐禅会「指月の会」

     祥雲寺本堂にて毎月第四月曜朝6時半から行っている坐禅会です。

    1月24日

    ■テラヨガ(ヨガ教室)

     この春からの新企画。阿久津先生指導の下第一第三金曜日午前10時半から行っています。

    1月7日、21日

     新たに初心者クラスを設けました。第二第四金曜日午前10時半から行います。

    1月14日、28日

    ■陶芸教室「祥陶会」

     駐車場下の作陶場にて毎週火、木午後1時から行っています。

    平常開催

    ■石彫会「羅漢の会」

     毎週土曜午後、駐車場作事場にて石仏の彫刻を行っています。指導は松原「金野石材店」

    平常開催

    ■茶道教室

     月二回火曜日午後2時から、裏千家鈴木宗陽先生のご指導の下行っています。

    1月11日初釜 1月18日開催

    ■写経会

     写経会は5月から11月、第二日曜日午後2時から行っています。

    本年度は終わり、4月花祭り写経会から開始。

    ■御詠歌

     祥雲寺住職、並びに栃木市豊栖院飯塚先生の指導の下月2回行っています。

    1月17日鉦おこし(新年詠唱始め)

    1月11日10時~12日 月例会

    1月13日1時半~3時半 長岡公民館月例会

    ■フラワーアレンジメント教室

     南宇都宮駅前「フラワー花亀」亀井先生指導の下第四水曜日午後1時半より行っています。

    1月26日

    ■折り紙教室

     カルチャースクール講師長谷川京子先生指導のもと第3水曜日午前10時よりより行っています。

    1月19日

    ■クラフトペーパー教室

     同じくカルチャースクール講師長谷川先生指導のもと第2月曜日午前10時より行っています。

    1月10日

    ■観音朝詣り

     境内33観音霊場を18日朝にお参りするミニ巡礼会です。開始時間は季節により前後します。

     今月は午前 9 時 から

  • 令和3年12月 観音朝詣りのお知らせ

    2021年12月26日

    二年ぶりにお参りの人を入れての12月1日無縁供養

    本堂にてシルバーアンサンブル演奏会。

     木材が値上がりしています。

    輸入木材の高騰が原因です。

    細かい経過は私には分かりませんが、ともかくコロナ禍の影響でアメリカを始め世界の国々で一戸建て住宅の需要が増し、木材が足らなくなったそうです。

     12月9日朝のニュースでは、日本の会社がロシアの会社を買収して、九州と同じくらいの面積のシベリヤの森林の伐採事業権を手に入れたことが報じられていました。

    シベリヤから木材が大量に輸入されることが期待されるとのことです。

     

    私は、一連の木材をめぐる動きを残念に思います。

    なぜ国産の木材が使われないのか。

     

     日本は世界有数の森林国です。

    それは歴史的に木を大切にし森を造ってきた結果です。

    その伝統は縄文時代まで遡るでしょう。

    もともと森林の形成に適した国土ですが、殆どが人工林です。

    用途に合わせた木を育て、森を造り、自然を守ってきたのです。

     

     それが、高度経済成長以来の政策では隅に押しやられ、林業は衰退の一途をたどりました。

    効率重視の経済至上主義から安価な外材を輸入し続けた結果は、林業従事者の減少を招き、国産材の伐採、運搬もままならなくなりました。

     

     現在の木材不足を機会として、政府は林業再生を計るべきです。

    日本には豊富な森林資源があり、それを育て、管理し、活用する技術も伝統も世界一なのですから。

     

     タイガと呼ばれるシベリヤの寒帯林の木は、基本的には切るべきではありません。

    シベリヤの野生動物の写真を撮り続けている友人から聞いた話ですが、タイガの木は数万年に及ぶ時を経て形成されたもので、皆伐した森の再生は同じ時間がかかるということです。

    森が無くなれば動物の住むところも無くなります。

    もしロシアに森林保護の考えがないとすれば、日本の企業が権利を手にしたのを幸いに、日本の林業技術を駆使して、伐採しながらも、森が守られ、再生されていくような森林管理をしてほしいものです。

     

     令和3年12月15日

    宇都宮市東戸祭1-1 祥雲寺住職 安藤明之

    十八日の朝詣りは午前6時半から行います。

  • 令和3年11月 観音朝詣り

    2021年11月21日
     12月1日には伝統の無縁供養の法要が勤められます。
    「無縁供養」という言葉から、無縁仏への供養と受け取られて、どうしてそんなことをする必要があるのかと思う人も多いと思います。
    しかし祥雲寺の歴代住職はこの行事をとても大切にしてきました。
     無縁供養は万物への感謝の供養です。
    私たちが生きてゆく一日一日が、実は意識することもできない無限の縁から生まれた恩に支えられているのだということを知って、感謝の誠を捧げる供養です。
     例えば、食べ物について考えてみればよい。
    食べ物がなければ私たちは生きていけません。
    その食べ物は他のものの命です。私たちは他のものの命を糧として自らの命を養っています。
    食べ物となるには、まず命を生み出す天地の恵みがあり、それを育て刈る人、運ぶ人、調理する人、多くの人と物との関わりがあります。
     食べ物に限らず、生きてゆく全てが他のものによって支えられていることを理解するのはたやすいでしょう。
    大切なのは、そのことを恩と思い、感謝へとつなげてゆくことです。 「恩」という漢字は、自分の利益になったことの原因を心に留めるという成り立ちだそうです。
    経典のインドの原語も同じ意味です。
    そして、その思いを慈悲の心でもってお返ししてゆくのが感謝であり供養なのです。
     報恩感謝からは、人を傷つけるような行ないは出てきません。
    他のためになる行ないをし、共に生き、共に喜ぶ行ないが生まれてくるのです。
    報恩感謝は人倫道徳の基(もとい)であり源(みなもと)なのです。
     供養について付け加えることがあります。
    供養は慈悲の心からなされるものですが、慈悲哀愍(じひあいみん)と言って、あわれみの心をともないます。
    供養の施主が、知る人に対しても、知らざる人に対しても、自分と同じくこの世を生きたことを共感するのがあわれみです。
     無縁供養塔には、明治の箒川列車転覆事故、大正の関東大震災の供養塔がそれぞれ納められ、平成25年には東日本大震災の犠牲者への供養塔も建てられました。
     令和3年11月15日
                  宇都宮市東戸祭1-1  祥雲寺住職  安藤明之
    十八日の朝詣りは午前6時半から行います。
祥雲寺行事案内

祥雲寺で行ってる月例行事や年間行事、その他法要・祭りなどについてのご案内です。 行事カレンダーもご確認ください。